声枯れだけが続く場合に使える市販薬を紹介
風邪を引いたとき、大声を出したときに声が枯れることはよくあると思います。通常はしばらく安静にしていると症状は落ち着き、声枯れもなくなるはずですがまれに声枯れのみが残るケースがあるようです。
命に係わるとかそういった緊急性の高い症状ではない場合がほとんどですが、仕事や生活の中で声が枯れた状態が続くことに不便を感じることは多いと思います。
今回はそんな声枯れの時に使える市販の薬を紹介します。
声枯れに使える市販薬は漢方薬のみ
喉の炎症を抑える目的で飲む薬は西洋薬・漢方薬のいずれもいくつか種類がありますが、声の枯れに対しての適応がある市販薬は漢方薬の「響声破笛丸」のみとなっています。
響声破笛丸はのどの腫れを抑えたり、のどの乾燥を和らげる成分が配合されていて、声枯れに効果を発揮する漢方薬です。
ネットなどの情報を見ていると、歌を歌ったり、大きい声を出す仕事をしている方はよく使用されているようです。
市販薬を店舗で案内した際には後日お客様からも良い評判を聞くこともあるので、即効性があるものが少ない漢方の中で、ある程度早い段階で効果が出るイメージがあります。
響声破笛丸 (広告)
私の知る限り松浦漢方と北日本製薬から販売されていますが、この2つの商品は同じ成分の配合ではなく、含量が若干異なります。
北日本製薬から販売されている医薬品の方が元になる生薬を2倍多く使用しているので、より高い効果が期待できます。
メーカー | 北日本製薬 | 松浦漢方 | |
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製品画像 | |||
成人 1日量 (原料) | レンギョウ | 2.5g | 1.25g |
センキュウ | 1.0g | 0.5g | |
キキョウ | 2.5g | 1.25g | |
カシ | 1.0g | 0.5g | |
カンゾウ | 2.5g | 1.25g | |
アセンヤク | 2.0g | 1.0g | |
シュクシャ | 1.0g | 0.5g | |
ハッカ | 4.0g | 2.0g |
服用に関しての注意点
風邪の後に声枯れが残った場合や、大声を出して枯れてしまった場合などは心配ないですが、通常原因がわからないまま声枯れのみが長く続くことはありません。
喉にポリープができていたり、もっと他の病気になっていることも考えられるので、原因不明の声枯れが長く続く場合は市販薬で対処するのではなく病院で診察を受けましょう。
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