花粉症におすすめ・市販の点鼻薬(2022年)

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花粉症の鼻水・鼻づまり・くしゃみに点鼻薬がおすすめ

鼻水や鼻づまり・くしゃみなど花粉症では鼻の症状が辛い方がとても多いですよね。

点鼻という性質上人前で使いにくく、効果を発揮するのに時間がかかることが原因なのかあまり認知されていない気がしますが、これらの花粉症の症状には点鼻薬が高い効果を発揮します。

点鼻薬を幅広い方におすすめできる理由として、点鼻薬は眠気の副作用が出ないことです。
体内で花粉症の飲み薬の有効成分が働く部分と眠気を引き起こす部分が共通のため、鼻水を止める成分は多くのものが眠気を引き起こします。

しかし、点鼻薬については効果の発揮する場所が異なる成分があり、眠気の副作用がほとんどありません。
よって日常生活に支障がなく症状をコントロールすることが可能になります。

その他にも点鼻薬をおすすめしやすい理由として、飲み薬と併用でも単独でも使用できるという特徴があります。
例えば飲み薬を飲んでいても症状が治まらない場合に飲み薬にプラスで使うこともできますし、眠気が出ると困るから飲み薬は飲みたくない場合に単独で使用するという使い方ができます。

以前、こちらの記事で点鼻薬のおすすめを紹介しましたが、その後医療用の「フルナーゼ」が市販で買えるようになりました。
今回の記事では、フルナーゼを含めた市販の点鼻薬の成分の説明と選び方についてご紹介します。

花粉症に有効な点鼻薬の成分の説明

点鼻薬の主な成分は、①ステロイド成分、②血管収縮成分、③抗ヒスタミン・抗アレルギー成分の3種類です。
飲み薬との併用で効果を発揮するのは主に①ステロイド成分になりますが、他のものも症状によっておすすめする場合もあります。

それぞれの成分の効果を順に説明していきます。

①ステロイド成分

鼻の粘膜の炎症を抑えることで「鼻水・鼻づまり・くしゃみ」の症状を和らげます。
病院で処方される点鼻薬はほとんどがステロイド成分です。

「ステロイドは怖い」というイメージをお持ちの方もいらっしゃるかと思います。
これは主に飲み薬のステロイドで長期服用している際に起こりうる副作用を過剰に不安がられているケースが多いような気がします。

例えば顔が丸く腫れてしまったり、突然服用を止めるとリバウンドで症状がひどくなることなどだと思いますが、これらの副作用は点鼻薬についてはほぼ気にしなくても良さそうです。

理由としては点鼻薬に配合されているステロイド成分は、鼻粘膜周辺でのみ作用するだけですぐに分解されて全身に作用しないように工夫されているためです。

実際に医療用医薬品として使用されるフルナーゼの添付文書においてはフルナーゼ点鼻薬の副作用について「鼻症状(刺激感、疼痛、乾燥感)、鼻出血、不快臭」が0.1~1%未満、「咽喉頭症状(刺激感、乾燥感)、不快な味」や「頭痛」が0.1%未満、その他頻度不明で「発疹」などの記載がありますが、ステロイド特有の副作用について報告がなさそうでした。

また、ステロイドの点鼻薬の注意点として速効性があまり期待できないことがあります。
そのため花粉症のシーズン中はしばらく継続して使う必要があります。

ただしステロイドを含有する市販の点鼻薬は漫然と使用するのを防止するため、1年間に3か月を超える使用はできないと添付文書で定められているものが多いです。
これは花粉症のシーズン以外でも鼻炎の症状がある場合、きちんと医師の診断を受けていただく方が良いという意味だと個人的に解釈しています。

②血管収縮成分

鼻の毛細血管を収縮させるはたらきで、「鼻づまり」に効果があります。
鼻づまりは薬の効果が出にくい症状の一つですが、血管収縮成分は鼻づまりに対して効果が高く、速効性もあります。
また副作用の眠気がないのが大きなメリットです。

しかし、使いすぎると効きが弱くなることや、逆に鼻づまりがひどくなることがあるので注意が必要です。
継続して使うのではなく、すぐに鼻づまりを何とかしたいときに一時的に使うのが良いでしょう。

③抗ヒスタミン成分・抗アレルギー成分

アレルギー反応を起こすヒスタミンや、アレルギー物質が遊離するのを抑えます。
「鼻水・くしゃみ」への効果は期待できますが、「鼻づまり」には効きが弱いです。

ステロイドの点鼻薬が市販で出てくる前によく使われていた成分ですが、ステロイドと比較して効果が低く、現時点ではあまり点鼻薬としておすすめの成分ではありません。

おすすめするケースとしては比較的症状が軽い方でどうしてもステロイドが怖いという方という限定的なケースになると思います。
あとは価格が安いので、とにかく手軽に使える安い点鼻薬を探されている場合もご紹介することはあります。

また、医療用では抗ヒスタミン・抗アレルギー成分のみの薬も存在しますが、市販ではステロイド成分や血管収縮成分と一緒になっているものしかないようです。
以前はザジテンというものがあったのですが需要がなかったのか製造中止になっています。

抗ヒスタミン成分は眠気が出る可能性があるので注意が必要です。

花粉症に効く点鼻薬の選び方

市販されている点鼻薬はほとんど以下のパターンで有効成分が配合されています。

  • ①ステロイド成分
  • ②血管収縮成分
  • ②血管収縮成分 + ③抗ヒスタミン・抗アレルギー成分
  • ②の血管収縮成分は長期の使用は推奨されませんので、「②血管収縮成分 + ③抗ヒスタミン・抗アレルギー成分」の配合剤も長期使用は控えた方が良いです。
    また、先ほど成分の紹介でお伝えしたように抗ヒスタミン剤の点鼻薬は効果が弱いこともあり、特殊な用途以外個人的におすすめすることはありません。

    おすすめの選び方は、基本はステロイド成分のみの点鼻薬を使うことです。
    それでも鼻づまりがとても苦しいことがある場合は血管収縮成分のみの薬を追加で一時的に使うことです。

    ①ステロイド成分のおすすめ

    品名 フルナーゼ ナザールαAR0.1%
    商品画像 フルナーゼ ナザールαAR ナザールαARクール
    メーカー グラクソ・
    スミスクライン
    佐藤製薬
    価格
    2022/3/8時点
    8mL : 1,738円
    (希望小売価格)
    10mL : 1,321円
    (Amazon価格)
    区分 要指導医薬品 指定第2類医薬品
    使用できる年齢 15歳以上 18歳以上
    用法 1日2回(朝・夕) 左右の鼻腔に1回1噴霧
    最大1日4回(8噴霧)まで 3時間以上あけて
    有効成分 フルチカゾン
    プロピオン酸エステル
    ベクロメタゾン
    プロピオン酸エステル
    1本でどのくらいもつか? 1日2回使用で約2週間分 1日4回使用で約3週間分

    フルナーゼ点鼻

    ステロイド成分「フルチカゾンプロピオン酸エステル」を、医療用と同量配合しています。
    1日2回の使用で24時間効果が持続しますが、ひどい時は3時間以上あければ1日4回まで使用できます。

    ナザールαARは18歳以上から使用可ですが、フルナーゼは15歳以上から使える点がメリットです。

    ただし2022年3月時点では「要指導医薬品」に分類されるため、薬局やドラックストアで使用者本人が薬剤師から説明を受けることが必須です。
    そのため、インターネットでの購入はできません。

    フルナーゼ

    ナザールαAR0.1%

    ステロイド成分「ベクロメタゾンプロピオン酸エステル」を配合しています。
    フルナーゼと同様、基本は1日2回の使用ですが、ひどい時は3時間以上あければ1日4回まで使用できます。

    メーカーサイトによると、1本あたり1日4回の使用で約3週間分もちます。
    1日2回では約6週間もつことになり、フルナーゼの約3倍使えます。
    1本あたりの価格も安くてドラックストアやネットでの購入が可能なことから、18歳以上の方で市販薬をお探しの方にはまずはこちらを選択していただくのが良い気がします。

    また使用感の好みでクールタイプを選択していただくこともできます。

    以前は同じ成分を含むものとして、ナザールシリーズでも有効成分の含有量が少ないものがあったり、コンタック鼻炎スプレーという別メーカーから販売されているもの(こちらも含量が少ない)があってややこしかったのですが、現在はこちらの製品のみが販売されているようでわかりやすくなりました。

    ナザールαAR

    ②血管収縮成分は「ナシビンMスプレー」がおすすめ

    血管収縮成分「オキシメタゾリン塩酸塩」の単体のお薬です。
    1日1~2回の使用で効き目が持続します。

    10~12時間以上間隔をあけること、連続して1週間以上使用しないことを守って使いましょう。

    ナシビンM

    点鼻薬を使う上での注意点

    いずれの点鼻薬も、用法・用量をしっかり守って使用しましょう。
    ステロイド成分を含む点鼻薬は他の市販薬と異なり1年間のうち3か月を超えての使用はできないものが多いです。
    使用上の注意について薬剤師・医薬品登録販売者に聞くか、添付文書をよく読んで使用しましょう。

    点鼻薬は安全性の高い薬といえますが、副作用が出る可能性もあります。

    特に血管収縮成分は使いすぎると、効きにくくなることや、鼻づまりがひどくなることがあります。
    その他薬の種類にかかわらず発疹やのどのかゆみなどのアレルギー症状など、違和感がある場合は使用を続けずに専門家に相談してください。

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