喉(のど)の痛みを抑える市販薬

スポンサーリンク

風邪のひき始めの喉(のど)の痛みは辛い

風邪の引き始めの代表的な症状は、喉(のど)の痛み、鼻水、寒気などがあります。

風邪の引き始めの時はこれらの症状が強く生じて寝つきが悪くなったり集中力がなくなって生活に支障が出たりして困ることも多いと思います。

今回は風邪の引き始めの時に起こる喉(のど)の痛みに高い効果が出る市販薬を紹介します。

喉(のど)の痛みに効果が出る成分は大きく3つ

①解熱・鎮痛成分

主に解熱・頭痛・歯痛・生理痛・関節痛などに使用される鎮痛剤は喉(のど)の痛みを抑えたり、炎症を鎮めるのに高い効果が出ます。

喉(のど)の炎症を抑えるのに優れた成分としてはロキソプロフェン(ロキソニンS・ロキソプロフェン)やイブプロフェン(イブA・リングルアイビー)などがあります。

いずれの成分も市販では15歳以上の方の薬で、15歳未満の方が飲める市販薬の鎮痛薬は喉(のど)の痛み・炎症には効果が弱いと言われています。
解熱・鎮痛成分はいずれもお腹に負担がかかりやすく、胃腸の弱い方は痛みが出たり吐き気がすることがあるようです。

②トラネキサム酸

喉(のど)の炎症を抑える成分で比較的安全性が高く、副作用が少ないのが特徴です。
幅広い効果が出る薬で、口内炎や肌の肝斑などでも使用されています。

総合の風邪薬などの中にも含まれています。

③漢方薬

炎症を鎮めたり、喉(のど)を潤す効果を持つ漢方薬があります。

代表的なものとしては駆風解毒散(湯)や桔梗湯、甘草湯などが市販でも販売されていて、効果も高くてよく使われています。

喉(のど)の痛みでよく使われる市販薬

1.ロキソニンS・ロキソプロフェン錠

①の解熱・鎮痛剤を含む医薬品です。
喉(のど)の痛み・炎症以外にも様々な痛みに効果が出るので、家に一つあると色々な症状に使いまわせて便利な医薬品です。
ロキソニンSにはいくつか種類がありますが、初めて使用する際は値段が安く眠気も起こりにくいロキソニンSがおすすめです。
またロキソニンSと同じ成分を含む他のメーカーが作ったロキソプロフェン錠もコストパフォーマンスが高くておすすめです。

ロキソニンS (広告)

ロキソプロフェン (広告)

2.コルゲンコーワ解熱鎮痛LXα

①ロキソニンSの有効成分ロキソプロフェンと②のトラネキサム酸を配合した喉(のど)の痛み・炎症を抑えるのに特価した医薬品です。
現在喉(のど)の痛みに対して最も高い効果が期待できる市販薬です。
ただし、頭痛・生理痛など他の用途で使用するには②の成分が余計だし、値段が少し高いこともあるので、ロキソニンSやロキソプロフェンほど便利ではない気がします。

コルゲンコーワ解熱鎮痛LXα (広告)

3.ペラックT錠

②トラネキサム酸と③のうち甘草という生薬を含む喉(のど)の炎症を抑える薬です。
口内炎にも使用される薬で、かつ7歳以上から服用できる安全性の高い薬です。
大人の方だとロキソニン・ロキソプロフェンと併用することもでき、併用することでより高い効果が期待できます。

ペラックT錠 (広告)

4.漢方薬

4-1.駆風解毒湯(駆風解毒散)

喉(のど)の炎症を鎮めるのに効果的な漢方薬で、少し苦みがあり、服用後にすっきり感があります。

痛みがあるところに薬が直接触れるように、うがいしながら服用するとより効果的な薬です。
私は痛みが出たときようにすぐに使用できるように常に鞄にこの薬が入っています。

駆風解毒湯 (広告)

4-2.桔梗湯

駆風解毒湯(駆風解毒散)と同じく喉(のど)の炎症を鎮める薬ですが、こちらは味が甘いので小さいお子様や苦い薬が苦手な方におすすめです。

粉薬だけでなくトローチタイプの薬も販売されているので、服用しやすい方を選んでいただければ良いです。

桔梗湯 (広告)

喉(のど)の痛みを抑える薬か総合の風邪薬のどちらが良い?

最近の総合感冒薬は優れていて、大人の方用の薬は喉の痛みに対してもかなり高い効果が出ます。

喉(のど)の痛みを抑える効果は専用の薬と総合感冒薬で大きな差はないので、上記の喉(のど)の痛みを抑える専用の薬と総合感冒薬のどちらを使用してもある程度近い効果になると思います。
ただしそれぞれの薬にメリットデメリットがあり、状況で使い分けるのが正しい使い方になると思います。

喉(のど)専用の薬 総合感冒薬
メリット ・眠気・ふらつきなどの
副作用が少ない
・咳や鼻水など色々な
症状に対応できる
デメリット ・鼻水や咳などの症状に
対応できない
・眠気・ふらつきなどの
副作用が生じる

総合の風邪薬は鼻水を止める薬やその他の成分が含まれているため、眠気・ふらつきなどの副作用が生じることがあります。

逆に喉(のど)の専用の薬はそういった副作用が少ないですが、逆に鼻水・咳・たんなど喉(のど)以外の他の症状には効果が出ません。
状況に応じて使い分けることもできますが、成分の重複には注意が必要になります。

総合の風邪薬の紹介についてはこちらの記事を参考にしてください。

喉(のど)の痛みで市販薬を服用する際の注意点

他の病気でも共通ですが、喉(のど)の痛み・炎症を抑える薬は症状を和らげる薬であり、原因を取り除くものではありません。

風邪を引いた際の喉(のど)の痛み・炎症は、体を休ませようとする信号です。
薬で症状を抑えて無理をすることによって治りが悪くなったりひどくなる可能性もあります。
薬に頼りすぎずきちんと休んで体調を整えましょう。

また通常、風邪の際は数日経過すると症状は治まるはずです。
いつまでも症状が続く際は病院で診察を受けるようにしましょう。

コメント