ご紹介しているビタミン剤の価格に変動がありました
以前からアリナミンEXプラス・アリナミンEXゴールドなどの有名なメーカーの医薬品や、同じような成分を配合している医薬品について何度かご紹介してきましたが情報公開してから時間が経過し価格をはじめとした情報が少しずつ変わってきていますので、ここで再度アリナミンEXプラスと同じ成分の医薬品について比較してみます。
【2022/09追記】アリナミンEXゴールドがアリナミンメディカルゴールドにリニューアル
武田薬品の市販薬を扱う部門(会社?)が売却され、アリナミン製薬という会社名で始動しましたが、それに伴いアリナミンEXゴールドがリニューアルされました。
新しい商品はアリナミンメディカルゴールドという名前で、パッケージなども大きく変更されています。
ただ、有効成分については変更がないようですし、2022年9月時点ではまだアリナミンEXゴールドも市販されていますので、アリナミンEXゴールドとアリナミンメディカルゴールドのどちらを選ぶかは単純に価格次第だと思います。
同じ程度の価格でしたら使用期限が長いと思われるアリナミンメディカルゴールドが良い気がします。
こちらの記事はアリナミンEXゴールドとの比較として記載していますので、またアリナミンメディカルゴールドとの比較記事は別にアップする予定です。
ビタミン剤の種類と効果について
以前にも少し記載しておりますが、ビタミン剤には用途別に分類した際に複数の種類があります。
①ビタミンB1・B12・E製剤(疲労・関節痛・肩こりなどに使用)
ビタミンB1は体の中でエネルギーを賛成するのに必要な成分で、ビタミンB1誘導体を含む医薬品を服用することで疲労・関節痛・筋肉痛などの症状を和らげます。
ビタミンB12は神経の修復に効果を発揮する成分、ビタミンEは血流をよくする効果のある成分で上記の症状緩和に役立ちます。
ビタミンB1・ビタミンB12・ビタミンEは一緒に配合されているものが多く、現在の疲労時の栄養補給や関節痛・肩こりなどの症状に使われる薬のスタンダードな組み合わせになります。
ビタミン剤と言われて多くの方がイメージするのがこのビタミンB1・B12・E製剤かと思います。
今回ご紹介するビタミン剤もこちらになります。
②ビタミンB2製剤(肌荒れ・口内炎などに使用)
ビタミンB2は肌の代謝に関わるビタミン剤で、市販薬の主な用途しては肌荒れ・口内炎などがあります。
CMなどで「肌荒れ・口内炎に」などのキャッチコピーで紹介されている医薬品がこちらに分類されます。
疲労などからくるケースに対応するためかと推測されますが、ビタミンB1が配合されているものもありますが、①のビタミンB1・B12・E製剤と比較してビタミンB1の含有量は少ないです。
③ビタミンC含有製剤(肌のシミ・そばかすなどに使用)
よく ②のビタミンB2製剤と混同されることがあるのですが、こちらは肌の「シミ」「そばかす」などに効果のある成分になります。
肌が荒れているのを治療するのか、シミ・そばかすを少なくするのかの用途の違いです。
ここ最近のしみ・そばかすに使われるビタミンC含有製剤の主な市販薬にはL-システインが配合されていて、2種類の成分でより高い効果が期待できるものになっています。
どちらかというとビタミンCよりもL-システインの方が取り上げられることが多い気がします。
アリナミンシリーズを代表とするビタミンB1・B12・E製剤の比較
ビタミンB1・B12・E製剤の中で最も有名なものはアリナミンEXプラスをはじめとするアリナミンシリーズだと思います。
効果の高いフルスルチアミンというビタミンB1誘導体を含有しているのが特徴で、中でも一番メジャーなアリナミンEXプラスは疲労などの全身症状のほか、肩こり・関節痛・筋肉痛などの局所の症状にも幅広く効果が出る医薬品になります。
以前は武田薬品工業の市販薬を扱う会社から販売されていましたが、事業譲渡されアリナミン製薬という社名の会社が引き続き販売しています。
アリナミンEXプラスを同じ配合・ほぼ同じ配合の市販薬は種類がたくさんあり、どのように違うのかを把握するのはなかなか大変だと思います。
以前私もこちらの記事で比較しておりましたが、時間が経つにつれて価格が変動してきていますので、ここで改めて比較表を用いてご紹介します。
コスパが良いアリナミンEXプラスと似た配合の市販薬
以前ご紹介したときと比較して価格に変動があり、中でもAmazon限定ブランドのアリナロングEX錠アルファの価格が大きく下がっています。
また私が以前にコスパが最も高いと紹介していた新ネオビタミンEXは少し価格が上がっていて、ほんの少しの差ですがアリナロングEX錠アルファよりも高くなりました。
この2つの価格差はわずかなので日によってどちらが安いかが変わるみたいです。
アリナロングEX錠アルファはアリナミンEXや新ネオビタミンEXと比較してニコチン酸アミドという成分が一つ多く入っています。
成分も多いので、現時点の価格を考慮すると最もおすすめのビタミンB1・B12・E製剤はアリナロングEX錠アルファだと思います。
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また価格が安ければ、新ネオビタミンEXも十分コスパの良い優れたビタミン剤だと思います。
アリナロングEX錠アルファと比較して1種類少ない成分もメインの成分ではないので、価格が安いならこちらを試してみるのもおすすめです。
Amazonでしか購入できないアリナロングEX錠アルファと比べてどこでも購入できるのもメリットです。
特に複数個を同時に購入する際には楽天・Yahooなどでも価格が安く送料無料で購入できるので、継続服用していてある程度まとまった量を購入する場合は新ネオビタミンEXもおすすめです。
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アクティビタミンExαはマツモトキヨシオリジナル商品で、以前はアクティビタミンExという名前でした。
成分が1つ追加になって、かつ大容量になったのですが、価格が高く、そこまでコスパが良いわけではないようです。
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今回比較表に記載したユンケル1・6・12EXは1回の服用量が1-2錠と今回比較している他のビタミン剤と比べて服用量が少なくてよいことが特徴です。
ビタトレールEXPは11歳以上から服用できるのが特徴で、コスパは新ネオビタミンEXと同程度ですが包装が少し大きい(360錠入り)です。
いずれも服用錠数が少ない方が良かったり、11-14歳のお子様が服用したいなど限られた状況以外ではアリナロングEX錠アルファか新ネオビタミンEXを試していただくのが良い気がします。
あと私は個人的にフルスルチアミンを配合しているビタミン剤は服用後の口のにおいが気になり、気持ち悪くなります。
こちらの記事でも紹介していますが、フルスルチアミンではなく別のビタミンB1誘導体が配合されているアインゴールドEXがおすすめです。
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その他、今回ご紹介したビタミン剤と成分は若干異なりますが「価格が高くてもとにかく疲れ・肩こりによく効くビタミン剤が欲しい」という方もいらっしゃると思います。
そんな方にはアリナミンEXゴールドがおすすめです。
天然型ビタミン・活性型ビタミンB12を配合していて、疲労・肩こり・関節痛のほか首のコリにも効果がある医薬品です。
ただ、1日当たりの価格が150円近くになり、アリナミンEXプラスの2倍以上高いのと、十分な効果を発揮するために1日3回服用しないといけないのがネックになるかと思います。
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ビタミン剤服用時の注意点
①ビタミン剤服用時の副作用について
ビタミン剤はもともと体の中に含まれている成分が多いことから副作用がかなり少ないですが、医薬品である以上副作用が起こらないわけではないようです。
服用していて発疹や肌のかゆみ、または吐き気などがあった場合副作用の可能性があります。
これらの症状を感じましたら医師・薬剤師・登録販売者にご相談ください。
②ビタミン剤の継続服用の目安と症状が良くならない場合の対処
アリナミンの説明文書によると服用期間の目安は1か月程度とされております。
それ以上継続していても症状が改善しない場合、何か大きな要因・例えば病気などが潜んでいる可能性があるので医師の診察を受けていただく方が良いと思います。
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