乾燥から起こるパックリ割れには専用の塗り薬がおすすめ
少し気温が下がってきて、肌の乾燥が気になる季節になってきました。
もう少し寒くなってくると手荒れやかかとの荒れがひどくなってくるかと思います。
今日は肌の乾燥からくるパックリ割れ・あかぎれに効果のある薬を紹介します。
パックリ割れ・あかぎれ専用の塗り薬の特徴
昔はパックリ割れ・あかぎれ専用の薬というものはなく、保湿をメインとしたハンドクリーム・ボディクリームなどが主に使われていましたが、ここ最近はパックリ割れ・あかぎれ専用の塗り薬が販売されるようになり、使われる薬が変わってきました。
パックリ割れ・あかぎれ専用の塗り薬の特徴は肌に潤いを与える成分・肌の代謝を整えて古い角質を取り除く成分・肌の修復を助ける成分が豊富に入っていることで、肌のひび割れの治療や予防に高い効果を発揮します。
パックリ割れ・あかぎれ専用の市販薬
①ヒビケア軟膏・ヒビケアFT
パックリ割れ・あかぎれ専用の塗り薬として最初に発売された塗り薬です。
保湿・肌の代謝促進・修復を助ける成分がバランスよく入っていて、乾燥からくるパックリ割れに高い効果が出ます。
ヒビケア軟膏はべたつきがあまりなく、手指に使いやすい薬です。
一方、ヒビケアFTは少しべたつきがありますが、その分カチカチになった肌を柔らかくして代謝を促進することに優れているのが特徴で、かかとの荒れに使うとよい薬です。
下の成分表のようにヒビケアFTの方がビタミンA油の分成分が多く入っています。
ヒビケア軟膏 (広告)
ヒビケアFT (広告)
②ケラチナミンコーワヒビエイド
コーワから発売された新しいパックリ割れ・あかぎれ専用の塗り薬です。
下の表のようにヒビケア軟膏と比較して組織修復成分・血行促進成分がより多く配合されているのが特徴で、明らかにヒビケアを意識して作られた薬です。
ヒビケアのようにかかと用、手指用と分類がなく1種類しか商品がありません。
値段はヒビケア軟膏とあまり変わらないので、これから新たにパックリ割れ・あかぎれに塗り薬を使うことを検討されている方で、手指に使うのをメインに考えている方はケラチナミンコーワヒビエイドを使っていただくのがおすすめです。
ケラチナミンコーワヒビエイド (広告)
ヒビケア軟膏とヒビケアFT・ケラチナミンコーワヒビエイド有効成分の違い
ヒビケア軟膏とヒビケアFT・ケラチナミンコーワヒビエイド有効成分と価格の違いは以下のようになります。
ヒビケア軟膏 | ヒビケアFT | ケラチナミンコーワ ヒビエイド | ||
---|---|---|---|---|
商品画像 | ||||
価格 Amazon 17/10/08時点 | 15g 940円 35g 1,500円 | 20g 1,456円 | 15g 1,195円 35g 1,561円 | |
有効 成分 | アラントイン | 0.2g | 0.2g | 2.0g |
パンテノール | 1.0g | 1.0g | 5.0g | |
トコフェロール 酢酸エステル | 0.2g | 0.2g | 2.0g | |
グリセリン | 40.0g | 40.0g | 40.0g | |
グリチルレチン酸 | – | – | 0.3g | |
ジフェンヒドラミン | 0.5g | 0.5g | – | |
ビタミンA油 | – | 0.5g (ビタミンAとして 500,000単位) | – |
ケラチナミンコーワヒビエイドはアラントイン・パンテノール・トコフェロールという肌の組織修復と血行促進の成分がヒビケアシリーズよりも多く含まれています。
ヒビケアFTはビタミンAが配合されていて、固くなった皮膚を柔らかくして修復する効果に優れていますが、油分が多く含まれているのでべたつきが出ます。
ヒビケア軟膏とヒビケアFT・ケラチナミンコーワヒビエイドの使い分けの一例と使用上の注意
私がいつも案内している使い分けは以下の通りです。
成分で比較すると有効成分が少ないためヒビケア軟膏を案内する機会は減りましたが、ヒビケア軟膏自体もかなり優れた薬です。
以前に私が左足のかかとと右足のかかとでヒビケア軟膏・ケラチナミンコーワヒビエイドの塗り比べをした際にはあまり大きな違いは見られませんでした。
ただし、私の場合はどちらの薬もきちんと1日2回以上塗らないと十分な効果が出ませんでした。
どの薬を選ぶかよりもどれくらいきちんとこまめにケアをするかの方が肌のケアには重要で、影響が大きいのかもしれません。
また、症状がひどくなってから薬を使うと治るまでにすごく時間がかかるのも実感しています。
ひどくなってから薬を使用するのではなく、保湿クリームなどで日常的なケアを心がけましょう。
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