中年期以降の物忘れに効果がある遠志(オンジ)

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遠志(オンジ)とは

遠志(オンジ)はイトヒメハギの根の部分から作られる生薬で、精神を安らかにする作用があり、もの忘れに用いられます。

少し前に遠志(オンジ)が市販の薬としての認可を受けてから一気に増えた漢方薬で、複数のメーカーから色々な商品が販売されています。
今回は遠志(オンジ)について、特徴とおすすめの市販薬、服用時の注意点をご紹介します。

遠志(オンジ)を含む医薬品の違い

主なメーカーから販売されている遠志(オンジ)の医薬品は下記の表のようになります。

品名 漢方セラピー94オンジ アレデル キオグッド ワスノン 遠志の恵み メモリーケア
画像 クラシエオンジ アレデル キオグッド ワスノン 遠志の恵み メモリーケア
メーカー クラシエ ロート製薬 小林製薬 エーザイ 大正製薬
剤型 粉薬 錠剤
金額(Amazon2019/7/8時点) 24包:1,659円 42包:2,011円 30包:1,900円 168錠:3,159円 84錠:3,454円 90錠:2,592円
1日あたり金額(15歳以上) 207.4円 143.6円 190.0円 112.8円 123.4円 172.8円
服用方法 15歳以上:
1回1包、
1日3回
15歳以上:
1回1包、
1日3回
15歳以上:
1回1包、
1日3回
15歳以上:
1回2錠、
1日3回
15歳以上:
1回1錠、
1日3回
15歳以上:
1回2錠、
1日3回
包装 24包(8日分) 42包(14日分) 30包(10日分) 42錠(7日分)
168錠(28日分)
30錠(10日分)
84錠(28日分)
90錠(15日分)
有効成分
1日量中
オンジエキス
(オンジ抽出量)
537mg
(3.0g)
537mg
(3.0g)
1,300mg
(3.0g)
750mg
(3.0g)
536mg
(3.0g)
1,350mg
(3.0g)

新しく販売された商品なので、成分量の違いはなく横並びの配合となっています。
(オンジエキス使用量での比較)

現時点での遠志(オンジ)を含む医薬品の主な違いは剤型と金額になると思います。

漢方薬をたくさん作っているクラシエ・ロート製薬から販売されている漢方セラピー・アレデル・キオグッドは粉薬、それ以外のワスノン・遠志の恵み・メモリーケアは錠剤となっています。

粉薬が苦手な方は錠剤の方が良いと思われますが、漢方薬の場合、錠剤が大きかったりたくさんの錠数を飲まないといけない場合もあり、どちらが良いかは人によりかなり違いが出ます。

ちなみに私は普段は錠剤派ですが、漢方薬を飲むときだけは粉薬の方が飲みやすいと感じます。

また1日当たりの値段で見た場合、粉薬のタイプではアレデル、錠剤のタイプではワスノンが少し安い作りになっています。
物忘れの改善に使う漢方薬ということはある程度の期間服用するのが前提になると思いますので、飲みやすい剤型と値段のものを選ぶとよいと思います。

アレデル (広告)

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遠志(オンジ)服用時の注意事項

遠志(オンジ)が市販薬として販売されてしばらく経ってから、厚生労働省より広告に対する注意が発表されました。

遠志(オンジ)が中年期以降の物忘れについての改善効果があること自体は良いのですが、あたかも認知症に対して効果があると誤認されてしまうことが多かったことによります。

遠志(オンジ)はあくまで日常の中でふと感じる物忘れに対して効果がある薬であり、認知症に対して効果が認められているわけではありません。
認知症の治療に関しては専門の病院を受診するようにしてください。

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