口内炎は辛い
疲れがたまった時や肩こりがひどい時などによくできる口内炎は、ちょっとした刺激で痛みが出て辛いです。
私も疲れがたまった時に口内炎ができて、痛みがひどくて食欲もなくなることでさらに疲労が溜まる悪循環に陥ったことがあります。
今回は疲労時の天敵口内炎に効果のある市販薬を紹介します。
口内炎の種類
口内炎にはいくつか種類がありますが、その中で疲れた時などによくできる口内炎はアフタ性口内炎というものになります。
鏡で確認するとわかりますが、白くなって少し陥没したような患部が確認できるのがアフタ性口内炎の特徴です。
他の種類の口内炎には細菌やウイルスが原因で起こるものもあり、その場合アフタ性口内炎とは全く異なる対処が必要になります。
市販薬ではアフタ性口内炎以外の口内炎には効果が出ないので、病院で診察を受けるようにしてください。
まず口内炎ができたなと思ったら、痛みが出ている部分を鏡などで確認してみてアフタ性口内炎かどうか確認しましょう。
口内炎の際におすすめの医薬品
口内炎に効果が出る市販の薬は大きく4つの種類があります。
2種類が飲み薬・あとの2種類が塗り薬と貼り薬です。
以下に特徴を記載します。
①トラネキサム酸(飲み薬)
トラネキサム酸は出血や炎症を炎症を引き起こすプラスミンという成分の働きを抑える効果があり、のどの痛み・口内炎・肝斑などに対して使用されます。医療用ではトランサミンという薬があり、風邪をひいたときなどに処方されたり、美容皮膚科で肝斑の治療で使用されることもあります。
口内炎用の飲み薬としては第一三共から販売されているペラックT錠、トラフル錠があります。
第一三共としてはペラックT錠がのどの痛み、トラフル錠が口内炎用として販売していますが、どちらも同じ中身なので単純に価格の安い方を使っていただければよいと思います。
大体はペラックT錠の方が安いケースが多いです。
ペラックT錠 (広告)
トラフル錠 (広告)
②ビタミンB2(飲み薬)
疲れ・肌荒れに効果が出るとCMで流れているチョコラBBなどビタミンB2製剤は粘膜の代謝にも関与していて、服用することにより口内炎を早く治すのに役立ちます。
体の疲労や肌荒れなど口内炎と同時に起こりやすいたくさんの症状に効果が出る成分になっていて、値段もかなり安いのがビタミンB2製剤の特徴ですので試しに使ってみるのにもおすすめです。
詳細はビタミンB2のおすすめのページに記載していますが、特にコストパフォーマンスが高いのはビタミンBBプラス・ネオビタBBプラスの2つの商品です。
ビタミンBBプラス (広告)
③ステロイド(塗り薬)
※ケナログA口内用軟膏は2018年に販売中止されました。
他の塗り薬についてはこちらの記事を参考にしてください。
口内炎においてまずよく使われる外用剤が塗り薬です。
ステロイドと言われる優れた炎症を抑える成分が配合されていて、口内炎の症状を速やかに治します。
医療用・市販ともにケナログA口内用軟膏という薬が最もよく使われています。(もしかしたら唯一かもしれません。)
ケナログA口内用軟膏は唾液でも溶けにくい固い軟膏になっていて、若干ですが唾液や舌で痛みが生じるのを防ぐ機能もあります。
貼り薬と異なり、口の中の色々な場所にできた口内炎に幅広く使用できます。
④ステロイド(貼り薬)
塗り薬に続いて、口内炎でよく使用されるのが貼り薬です。
有効成分は貼り薬と同じステロイドが使用されています。
効果は塗り薬とほぼ同じと思われますが、周囲からの刺激をシャットアウトする保護効果は貼り薬の方が高く、痛みがつらい場合におすすめです。
塗り薬と異なり、比較的平らなところでかつ貼りやすい場所にしか使用できないので、歯茎とほっぺたの隙間とか歯茎の付け根などには使用しにくいです。
状況によって塗り薬と貼り薬を使い分けてください。
貼り薬はずっと貼り続けるアフタッチと途中で溶けてなくなるトラフルダイレクトの種類がありますが、有効成分はどちらも同じです。
アフタッチA (広告)
トラフルダイレクト (広告)
口内炎ができたときにどれがおすすめ?使いわけについて
口内炎ができた時にまず使うには効果が高い(と思われる)外用剤がおすすめです。
塗り薬と貼り薬はどちらでも良いですが、貼り薬は平らで摩擦が少ない場所にしか使用できないので、注意が必要です。
刺激から長時間保護したいかどうかも判断の根拠になります。
症状がひどくて一刻も早く治療したい方は費用は高くつきますが、合わせて複数の薬を同時に使用する方法もあります。
外用剤と飲み薬は併用できますし、先ほど紹介した飲み薬の①トラネキサム酸と②ビタミンB2も併用できるので、ケナログを使いつつ、トラネキサム酸とビタミンB2製剤を服用するというのが市販の薬で考えられる最も効果的な対処になります。
その他口内炎への対処
あまり知られていませんが、口内炎に対して、レーザー治療という選択肢もあります。
歯科や口腔外科で治療を受けられるようで、かなり効果が高いようです。
病院にかかっても早く治したい方は、診察を受けてみてください。
レーザー治療ができるかどうか事前に確認しておくとよいと思います。
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