膝の痛みは多くの方が経験する
ある程度年齢を重ねてくると、体のどこかが調子が悪いという方は増えてきます。
特に膝の痛みに関しては多くの方が経験されるようで、整形外科などで定期的に薬をもらっている方もかなりたくさんいらっしゃいます。
今回は膝の痛みに効く市販薬を紹介します。
膝の関節痛の原因は軟骨が減ること
関節には骨と骨とをつなぐ役割があり、体の曲げ伸ばしに必須の構造です。
関節の中には軟骨があり、骨同士が削りあわないようにクッションの役割を果たしていますが、加齢とともにクッションとなる軟骨の量は減ってきます。
軟骨の量が減ると次第に骨同士が接触するようになり、神経を圧迫したり傷つけたりして関節痛が起こります。
関節痛に使われる市販薬は、主に減ってきた軟骨の成分を補う薬や痛み・炎症を抑える薬・血流を改善する薬などがあります。
関節痛に効果が出る成分
①コンドロイチン硫酸ナトリウム
コンドロイチン硫酸ナトリウムは関節の軟骨に含まれている成分で、年齢とともに減ってきた軟骨の成分を飲んで補い、関節の痛みを和らげます。
成分の含量が1日最大で1,560mgとなっていて、たくさん含まれているものほど値段が高い傾向があります。
(もしかするとこの成分自体が高価なのかもしれません。)
②ビタミン剤
血流を改善するビタミンEや、細胞のエネルギー産生にかかわるビタミンBなどが配合されている医薬品は関節痛にも効果が出ます。
疲労・体のだるさなどと合わせて痛みも生じている場合など、様々な症状が伴っているときに使えるのが大きなメリットです。
③漢方薬(防已など)
膝関節に効果のある薬としては水の流れを良くする効果のある防已が使用されます。
体重が重く、膝に負担がかかりやすい方でどちらかというと体力がない方に高い効果が出る成分です。
④鎮痛・抗炎症成分
オーソドックスな鎮痛剤も関節痛に使用されます。
飲み薬と貼り薬・塗り薬などいろいろなタイプの薬があります。
飲み薬はお腹に負担がかかりやすいので、市販薬で試す際は短期的な服用を前提としてください。
(整形外科で診察を受けた際は比較的長い期間服用することもあります。)
貼り薬・塗り薬などは飲み薬よりは少し長く使用していても問題ないと思います。
最近の市販の貼り薬は医療用でも使われているような成分が入っていて、かなり優れた効果が出ます。
膝の関節痛におすすめの市販薬
膝の関節痛に使われる薬のおすすめの商品は以下のものがあります。
1.コンドロイチンZS錠
軟骨成分コンドロイチン硫酸ナトリウムを最大量1,560mg配合している唯一の医薬品です。
他にも類似の医薬品も多く販売されていますが、コンドロイチン硫酸ナトリウムが最大量含まれているのはこの薬だけです。
擦り減った膝の軟骨を補い、膝関節痛に効果を発揮します。
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2.新ネオビタミンEX
ビタミンB1・B6・B12・Eが配合されている総合のビタミン剤です。
以前にアリナミンA・EX・EXゴールドの違い(https://otcdrugs-healthfoods.info/alinamin/)でも記載しましたが、有名なタケダのアリナミンEXプラスと同じ有効成分が配合されている市販薬です。
同じ成分が入っていて、値段がアリナミンEXプラスの半額以下なのが特徴です。
疲労・目の疲れ・肩こり・腰痛・関節痛など幅広い効果が発揮できる薬で色々な症状が出ている方におすすめです。
新ネオビタミンEX (広告)
3.防己黄耆湯
関節にたまった水の流れを良くして、冷え・痛みを和らげる効果のある漢方薬です。
体力がなく、水太りでぽっちゃりと言われる体型の方が適応になります。
防己黄耆湯 (広告)
4.キューピーコーワコンドロイザー
キューピーコーワシリーズの違い(https://otcdrugs-healthfoods.info/qpkowa/)でご紹介しましたが、膝の関節痛に効果があるとされる①コンドロイチン・②ビタミン剤・③ボウイ(防已)がすべて配合されている膝関節痛用の薬です。
成分の種類が多いため、様々な原因で引き起こされる膝の関節痛にバランスよく効果が出ると考えられます。
ネックは少し値段が高いことで、独特の成分の配合のため似た薬も他にありません。
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5.ジクロテクトテープ
痛み・炎症を抑える貼り薬で、市販の中で最も効果が高い薬のうちの一つです。
粘着成分が強すぎず、ぐちゃぐちゃにしてしまっても貼り直しができるので使い勝手の良い貼り薬です。
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膝関節痛の対処での注意点
①薬に頼りすぎず、日常生活を改善しましょう。
膝の痛みが起こる原因は日常生活にある場合があります。
運動不足、姿勢の悪さなどは最も影響を受けやすい部分なので、痛みが続くなら整形外科を受診して対処を相談してください。
②市販の鎮痛剤に頼りすぎない
鎮痛剤は効果が高いため、つい頼りすぎて無茶してしまいがちです。
もともと鎮痛剤は痛みを抑えるだけなので、根本を治療するものではありません。
頼りすぎず、早めに病院で診察を受けるようにしてください。
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