二日酔いに役立つおすすめの市販薬

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二日酔い対策の市販薬について

コロナの自粛が少し落ち着いてきて飲みにでかける人、自粛が習慣になり自宅でお酒を楽しむ方など色々なお酒の飲み方をされていると思います。

お酒を飲むのが好きな方の中には、辛いのが分かっていてもついつい飲みすぎて二日酔いを繰り返してしまう方もいらっしゃいます。

今回は市販薬でできる二日酔いの対策をご紹介します。

二日酔いとは

二日酔いの原因

二日酔いは、「アセトアルデヒド」という物質によって引き起こされます。
アセトアルデヒドは、肝臓でアルコールが分解されるときにできる物質です。

アセトアルデヒドは最終的には、水や二酸化炭素となって、体外に排出されます。
しかしアルコールをたくさん飲んでしまい分解が追い付かなくなると、体内にアセトアルデヒドが過剰になり二日酔いの症状を引き起こします。

二日酔いの症状

まず胃腸症状として以下のような症状がよく起こります。(なったことある方は言われるまでもないと思いますが…。)

・吐き気、気持ち悪さ
・下痢
その他、胃腸症状以外に以下のような症状が出ます。
・頭痛
・体のだるさ

これらの症状を引き起こしているアセトアルデヒドを市販薬で取り除くことはできませんが、市販薬を使用することで症状を和らげることが可能です。

二日酔いにおすすめの市販薬

二日酔いの症状を和らげる際によく使われる市販薬としては肝臓水解物を配合するものと漢方薬があります。
また、意外な市販薬も効果があったりするので、その辺りもご紹介します。

肝臓水解物を含む市販薬

肝臓水解物を含む市販薬についてはこちらの記事をご参照ください。

CMなどで有名なヘパリーゼも肝臓水解物を含む医薬品ですが、個人的には肝臓水解物と併せてウルソデオキシコール酸も配合しているレバウルソのシリーズがおすすめです。

レバウルソゴールドは肝臓水解物とウルソデオキシコール酸の他に、生薬やL-システインなども配合していてより高い効果が期待できます。

レバウルソゴールド (広告)

また、レバウルソはレバウルソゴールドと比較して有効成分が少ないですが、その分価格が安くコストパフォーマンスに優れています。

レバウルソ (広告)

漢方薬

水の代謝を整える五苓散(ごれいさん)

五苓散は5種類の生薬から構成される漢方薬です。
水分の代謝を整え、余分なアルコールの排出を助けることで二日酔いの症状を楽にします。

二日酔いの頭痛には小林製薬の「アルピタン」が有名です。
飲酒前に服用するのが効果的と言われていますが、市販薬の効能効果には「予防」はなく、症状が出ている場合の「治療」となります。

また、「アルピタン ガンマ」という医薬品もあります。
こちらは五苓散に「インチンコウ」という生薬を加えた「茵蔯五苓散(いんちんごれいさん)」という漢方薬です。

インチンコウは肝・胆に働きかけるので、五苓散の効果にプラスして肝臓のはたらきを助けます。
メーカーサイトでも、「肝臓を助け「酒残り」を抑える」と記載があります。

アルコール頭痛や下痢などに加えて、翌日にお酒が残っている感じのだるさが強い方はこちらがおすすめです。

しかしアルピタンに比べて生薬の配合量が減量されているので、シンプルに頭痛のみが辛い方にはアルピタンが良いかと思います。

アルピタン (広告)

黄連解毒湯(おうれんげどくとう)

熱がこもりやすい場合(飲むと顔が赤くなる、ほてりやイライラなど熱の症状が出やすい方)には黄連解毒湯(おうれんげどくとう)がおすすめです。
熱を冷ます4種類の生薬が配合されています。

こちらも飲酒の前にあらかじめ服用するのが良いと言われたりしていますが、市販薬で認められている用法は症状が出てから「治療」で服用するものとなります。
すごく苦いので慣れていない人は覚悟を決めて服用しましょう。

黄連解毒湯 (広告)

二日酔いに効果のある意外な市販薬

あまり専用で使われることもなく、また多くの薬剤師・登録販売者も把握していないと思いますが、L-システインを配合するハイチオールC二日酔いに対しても適用があります。
他の同成分を含む市販薬についても適用に入っておらず、ハイチオールCのシリーズのみ効能効果に記載があります。

そもそもこの薬はしみ・そばかすなどの美容目的で使用されることが多く、他の医薬品では効能が記載されていないことから、二日酔い用として薬を購入するのはおすすめではないです。
ただ、普段から美容目的などで薬を服用していたりして手元にある場合には、二日酔いを感じたときに服用するのは良いと思います。

ハイチオールC (広告)

経口補水液もおすすめ

お酒の利尿作用、下痢などによって二日酔いのときは脱水になることも多くあります。
しかしアセトアルデヒドの分解は、体が脱水状態のときにはうまくすすみません。

そのため、経口補水液で失われた水分や電解質を補うことも二日酔いの症状を和らげるにはおすすめです。
最も有名なのは大塚製薬のOS-1(オーエスワン)が有名だと思います。

ただし糖分・塩分が高いので、飲みすぎには注意しましょう。

オーエスワン (広告)

薬剤師からの注意点

薬を飲んでいて湿疹やだるさなどの副作用が出た場合、服用を中止して医師や薬剤師に相談してください。
また吐き気が続く場合などは二日酔い以外の原因があることも考えられます。

市販薬を飲み続けて症状を抑えずに、一度受診して検査を受けることも大切です。
そしてできればお酒はほどほどに楽しみましょう。

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