排卵日検査薬とは
排卵日検査薬は排卵日を予測し、妊娠しやすいタイミングを把握するための検査薬です。
最近は女性の社会進出にともなって晩婚化していると言われ、シビアなタイミングできちんと妊娠するためのツールとして使用されることが多いようです。
今回はこの排卵日検査薬の特徴とおすすめの商品をご紹介します。
排卵日検査薬はドラッグストアで購入できます
以前は薬局医薬品として、調剤薬局などでしか購入できませんでしたが、2016年から規制が緩和されてドラッグストアやインターネットで購入できる排卵日検査薬が販売されるようになりました。
排卵日検査薬の仕組み
黄体形成ホルモン(LH)は女性の体の中で分泌されているホルモンの一種です。このLHは生理周期の中頃のタイミングで分泌量が急激に増大することが知られていて、このLHの大量分泌(LHサージ)の後40時間以内に排卵が起こります。
排卵日検査薬は尿中に含まれるLHを検出し、このLHサージを確認することで排卵の日を予測するキットです。
生理予定日の17日前から検査を開始することになっていますが、これは排卵が月経の約15日前であることに基づいて定められています。
少し予備を見て17日前としており、この日から毎日検査をしていると大きくずれていなければ数日中にLHサージを検出することができます。
排卵日検査薬の検査方法
検査紙に尿をかけるかもしくは尿に検査紙を浸してLHの量を調べますが、検査薬の種類によって検査時間・検出方法に若干の違いがあります。
尿をかけたり、尿に浸す時間が異なったり、そのあと放置する時間が違ったり、検出のされ方が違ったり、少しずつですが色々と異なるポイントがあります。
体質によって検出しやすいキットとそうでないものが出てくるようで、初めて使う際はいくつか種類を試した方がよりよい物を見つけられると思います。
市販の排卵日検査薬のおすすめ
市販されている排卵日検査薬のうちドラッグストアなどで購入できるものには、ロート製薬から販売されている「ドゥーテストLH」と武田薬品から販売されている「ハイテスターH」の2つがあります。
ハイテスターHは以前はミズホメディーから販売されていた「p-チェックLH」が武田薬品に移管されたもので、使用方法などは同じ作りになっています。
それぞれの特徴を以下の表に記します。
商品名 | ドゥーテストLH | ハイテスターH | ||
画像 | ||||
入り数 | 7本入り | 12本入り | 5本入り | 10本入り |
価格 (Amazon2017/12/08比較) | 2,523円 | 3,844円 | 2,509円 | 3,872円 |
一回当たりの価格 | 360.4円 | 320.3円 | 501.8円 | 387.2円 |
メーカー | ロート製薬 | 製造:ミズホメディー 販売:タケダ薬品工業 | ||
採尿時間 | 2秒 | 5秒以上 | ||
効果判定の 待ち時間 | 5分 | 10分 | ||
検出感度 | 30mIU/mL | 30mIU/mL (最小検出ラインは10mIU/mL) | ||
メリット | 標準的な感度と早い待ち時間。 安い。 | 3本のラインで 結果が分かりやすい。 | ||
デメリット | ラインの濃淡で判定を行うため、 判断に迷うことがある。 | 少し値段が高い。 判定までの待ち時間が長い。 |
どちらが向いているかは使用してみないとわかりませんが、初めて使う場合、私はとりあえず安いドゥーテストLHをおすすめしています。
ドゥーテストLH (広告)
ドゥーテストLHでははっきりとした結果が出なかった方や、値段が高く、検査に時間がかかってもラインの本数ではっきりと結果を知りたい方はハイテスターHをご案内します。
ハイテスターH (広告)
排卵日検査薬使用時の注意点
①検査薬使用方法の注意点
ドゥーテストLHやハイテスターHはどちらも、検査時にベースラインが出ていなければきちんと採尿ができていないということです。
ベースラインが出ていなければ新しい検査紙を用いて採尿をやり直しましょう。
②排卵日検査薬を使うときの心がけ
また排卵日検査薬は妊娠の手助けになる医薬品ですが、妊娠を保証するものではありません。
なかなか妊娠しない場合、予想できない原因が潜んでいる可能性もあります。
妊娠に関して不安がある方は産婦人科に相談してみましょう。
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