目の乾燥に効く市販の目薬

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目の乾燥も現代人には問題

コンタクトレンズや、スマホ・PCによって目の乾燥・ドライアイは以前と比較して多くの人が抱える悩みになっているようです。

前回は目の疲れに効果が高い目薬を紹介しましたが、今回は同じ目薬でも目の乾燥・ドライアイの症状を抑えるのに特化した商品を紹介します。

目の乾燥を抑える成分

医療用、市販の医薬品に含まれる目の乾燥に効果がある成分には以下のものがあります。

①ヒアルロン酸ナトリウム

医療用の目薬で最もよく使用される目薬の成分の一つです。
水分を保持して、目の乾燥を和らげる効果があります。

市販の目薬には添加物程度に配合されている場合がありますが、有効成分として含まれているものはありません。

②ジクアホソルナトリウム

ヒアルロン酸ナトリウムよりも新しい成分で、ここ数年で使用される機会が徐々に増えています。

涙の成分や水分の分泌を促進することで、目の乾燥症状を抑える効果があります。
効果は高いですが、まれに目への刺激感を感じることがあります。

こちらの成分は医療用医薬品のジクアス点眼液でのみ使用されていて、市販の目薬には配合されていません。

③コンドロイチン硫酸ナトリウム

現在、市販薬の中で最もメジャーな目の乾燥を抑える成分です。
水分を保持して、目の乾燥に効果を発揮します。

市販薬での最大濃度は0.5%となっていて、最大濃度が配合されているものが最も高い効果が出ると考えられます。

④人口涙液

かなり古くから使われている目薬で、ミネラルなどの量を調節して、涙に近い組成にしている目薬です。
直接乾燥に効果を発揮する成分は配合されていません。

目への負担がほぼないため、傷がついていたり、目に炎症が起こっている場合など、目への負担や刺激が気になる状況で使われる目薬です。

目の乾燥に効果が高いおすすめの市販の目薬

1.新ロートドライエイドEX

③のコンドロイチン硫酸ナトリウムが最大濃度配合されている目薬です。

コンドロイチン硫酸ナトリウムだけでなく、高粘度になるように調製されていて、目薬がしっかりと瞳を覆って目の乾燥を抑えるのにも役立ちます。
私はドライアイ用の市販薬ではまずこの薬をご案内します。


新ロートドライエイドEX (広告)

ソフトコンタクトレンズレンズを使う方は、装用中でも使用できるロートドライエイドコンタクトを使っていただくとよいと思います。

ロートドライエイドコンタクト (広告)

2.ソフトサンティア

④人口涙液の目薬で、涙に近い成分の目薬が目の渇きを抑えるのに役立ちます。

防腐剤が入っていないため目に負担がかかりにくいらしく、一部の眼科医などは積極的にこの薬を使うように指導しているようです。
時々病院で先生に市販のソフトサンティアを使うように言われたとおっしゃるお客様がいらっしゃいます。

防腐剤が入っていないのは目に対する負担が少ないというメリットがありますが、代わりにいたんで使えなくなるまでが短いというデメリットもあります。
この目薬は開封後10日で使用するように添付文書に記載があります。

私がこの目薬をおすすめするのは、以前に目の乾燥やキズを先生から指摘された方などが予防のため日常的に使用する場合などです。
個人的には今、目の乾燥がひどいという方には積極的に目の乾燥を抑える効果のある目薬の方が良いのではないかなと思っています。

また、赤い目薬のソフトサンティアひとみストレッチというのは通常のソフトサンティアとは異なり、目のピント調節機能を助ける成分が入っています。

ソフトサンティア (広告)

ドライアイが続いている場合の注意点

①市販の目薬に頼りすぎない

一時的な症状の場合は市販の目薬で対応しても問題ありません。
しかし長期的に症状が出ている場合は原因を特定し、きちんとした対処が必要になる場合もあるので病院で診察を受けてください。

②目薬の使用期限について

目薬には使用期間が定められています。
市販の目薬の場合、何も記載がなければ通常開封後3か月以内が使用の目安です。

また、ソフトサンティアなどのように期限が開封後10日のものや、1回使いきりのものもあります。

定められた期間以上時間が経過したものを使用すると目に有害なこともあるので、使用期限は必ず守ってください。

③目薬の使用回数に関して

よく目の乾燥がひどいから、1日に何回も目薬を使用するという方がいらっしゃいますが、あまり意味はありません。
通常最大の効果が出るように1日の回数が定められています。

それ以上使用しても効果が出ないばかりか、添加物やその他の成分で余計に目に負担がかかることがあります。
1日の使用回数はきちんと守りましょう。

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