注意事項
この記事は1年以上前に記載したものでおすすめしているマスチゲンS錠はリニューアルされているため、成分などの説明が正しくない場合があります。
貧血におすすめの市販薬はこちらの記事を参考にしてください。
貧血とは
一般的によく言われる貧血は正式には「鉄欠乏性貧血」と言う貧血の一種で、体の中で鉄分が不足し、それに伴って体調が悪くなることを言います。
貧血は程度が軽いと自覚症状がないため、血液検査で鉄欠乏性貧血を指摘されて初めて気づく方も多いようです。
今回は少し貧血の自覚症状を感じたり、血液検査で指摘されたことのある方におすすめの貧血を改善する医薬品や、症状はなくても日常的に鉄を補うことができるサプリメントについて紹介します。
鉄欠乏性貧血の自覚症状
どの症状が出るかは人によって異なりますが、以下が貧血の代表的な自覚症状になります。
貧血だけに限らず他の疾患でも似たような症状が出る場合も多いので、症状だけで貧血と他の病気や単純な疲れなどとの区別が難しい場合も多いようです。
しかし貧血については血液検査ですぐに結果はわかるので、気になる症状がある人は一度病院で血液検査をしてもらいましょう。
鉄欠乏性貧血の原因と対処方法
鉄欠乏性貧血の主な原因は女性の場合①出血と②鉄の補給不足です。
まず女性の場合、定期的な出血の影響があるため男性よりも貧血の頻度が高いようです。
鉄の補給不足の原因は様々ですが、過度なダイエットや不規則な食事、夏バテでの栄養不足が貧血の原因となることもあります。
もちろん鉄不足は食事で補うのがベストですが、自覚症状がある場合などは一時的に市販薬を用いて対処することもできます。
また日常の食事が不規則になりがちな方はサプリメントを定期的に服用するのも良いと思います。
鉄欠乏性貧血時の鉄を補う市販薬
①ファイチ
1日1回タイプの飲み薬で、胃酸の影響を受けずに安定して吸収される性質の「溶性ピロリン酸第二鉄」という鉄分が配合されています。
また赤血球を作るのに必要な葉酸やビタミンB12も同時に摂取できるように配合されています。
安定して吸収されるのは大きなメリットですが、少しおなかに負担がかかることがあるようです。
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②マスチゲンS
1日2回服用の飲み薬で、必須とされる鉄分よりもはるかに多くの量を摂取することができます。
お腹に負担のかかりにくい「フマル酸第一鉄35mg」が配合されています。
また、そのほかに葉酸やビタミン類などが豊富に含まれていて、赤血球を作ったり、守ったりする効果が期待できます。
マスチゲンS (広告)
鉄を補う市販薬の使い分け
正直なところ、ファイチとマスチゲンSはどちらもよく使われる薬で、どちらの薬も服用している方から副作用の相談などを受けたことがほぼないですし、危険な類の副作用も出にくい薬なので、ほとんどの方はどちらを使っても問題なく効果が出ると思います。
強いて使い分けを考えるなら、胃腸が弱い方は胃腸に対する負担が少ないと言われるフマル酸第一鉄が配合されているマスチゲンSを服用するのが良いと思います。他のビタミン類が含まれているのもメリットです。
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逆に胃腸が比較的丈夫な方は1日1回服用のファイチが飲みやすくて続けやすいのでおすすめです。
ファイチ (広告)
鉄を補うサプリメント
正直なところ、サプリメントは医薬品とは異なるので、めまい、ふらつきなどの貧血の症状を改善する効果を期待するものではありません。
貧血で具体的な症状が出ている際は医薬品の方が良いと思いますが、例えば食事が不規則になりがちとか、出血が多い時期だけ補給するなどではサプリメントも選択肢として考えても良いと思います。
あまり高価なものでなくても構わないので、ある程度の定期的に服用するのがおすすめです。
よく使われているのはDHCのサプリメントだと思います。値段も手ごろで続けやすいのでおすすめです。
あとはマツキヨのオリジナル商品も値段が手ごろなのでおすすめです。
葉酸も同時に摂取できるのが特徴です。
うちの嫁はもっぱらマツキヨの葉酸サプリメントを飲んでいます。
副作用について
鉄剤を服用していると便が黒くなることがありますが、これは鉄の色が出ているだけなので心配ありません。
気にせずに使用しましょう。
鉄がおなかに負担をかけて、痛みや胃もたれの症状が出ることがあるようです。
もし貧血用の鉄剤を飲んでいて胃腸の気持ち悪さなどが起こる場合、一緒に胃薬を飲む、飲む量を調節するなどの対処が必要になる場合があります。
その際は専門家に相談する方が良いと思います。時間の許す限り病院で診察を受けるようにしましょう。
その他の貧血の薬
貧血気味になる体質を改善する漢方薬もあり、市販で販売されているものもあります。
漢方薬は紹介するとすごくたくさん種類があるので、貧血に効果のある医薬品はまた別の機会にお伝えします。
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