PC・スマホは目が疲れやすい
PCやスマホは目への刺激が強く、長時間ディスプレイを見ていることで知らず知らずに目に負担がかかります。
最近は四六時中スマホを見ている方が多いせいか、目の疲れが取れずに悩んでいる方から目薬についてよく相談を受けます。
今回は疲れ目に効果が高い目薬をご紹介します。
眼疲労と眼精疲労
目の疲れがたまっている状態を眼疲労といいます。
よく薬の効果効能に眼精疲労と書かれていますが眼精疲労は眼疲労とは別の症状を指します。
休憩すると症状が和らぐものが眼疲労、頭痛、眼の霞みなどの症状が良くならないものを眼精疲労と言います。
目薬の効能には「眼精疲労」とは記載されておらず、「目の疲れ」と記載されているものばかりです。
これは「眼精疲労」に対して目薬のみの対処では効果が出にくいことを示していると推測されます。
目薬とは異なり、ビタミン剤の飲み薬などは効能に「眼精疲労」と記載されているものがあります。
症状がつらい状態が続いているなら目薬だけでなく、飲み薬を試してみるのもおすすめです。
飲み薬の中で何がおすすめかはこちらの記事を参考にしてください。
疲れ目に効果のある目薬に配合されている成分
①ネオスチグミン
眼の筋肉の動きに関わる成分を増やす効果をもち、ピント調節機能を改善します。
②アラントイン、グリチルリチン酸ニカリウム
眼の炎症を抑える成分で、外部からの紫外線やブルーライトからの刺激により起こる炎症を鎮めます。
③ビタミン類
B2・B6、B12、Eなどが配合されています。
ビタミンB2・B6は目の細胞の代謝を改善する効果、ビタミンB12は目の神経の修復、ビタミンEは目の周囲の血流の改善に効果があります。
④アミノ酸類
タウリン、Lアスパラギン酸カリウムなどがあり、目の栄養を補給します。
⑤保湿成分
コンドロイチン硫酸エステルナトリウムが代表で、水分を保持して目の渇きを抑える効果があります。
疲れ目におすすめの目薬
PC・スマホでの疲れ目はかなりの頻度で目の渇きを伴うことが多いので、疲れ目の成分とともに保湿成分がしっかりと入った目薬がおすすめです。
私は特に目の違和感がひどいこともありサンテメディカルガードEXという成分が豊富に入った目薬を使用しています。
清涼感がちょうどよく、保湿効果のコンドロイチン硫酸エステルナトリウムが0.5%と現在の市販薬で最大の濃度が配合されているのが特徴です。
その他、目の調節機能改善成分やビタミン・アミノ酸類も豊富に入っていて、バランスの良い目薬だと思います。
少し前にリニューアルされて、EXという名前に変更になりました。その分有効成分も多くなっていて、より高い効果が期待できます。
古い商品も残っているのかネットでは両方見かけます。パッケージが似ているので注意してください。
サンテメディカルガードEX (広告)
同じ種類のサンテメディカル12も疲れ目に効果が高い成分が入っていて、おすすめの目薬です。
こちらのサンテメディカル12も保湿成分コンドロイチン硫酸エステルナトリウムが0.5%配合されていて、疲れ目とドライアイの両方に高い効果が出ます。
一般的にはこちらの目薬の方がおすすめの対象となる方が多い気がします。
こちらもリニューアル前の商品でサンテメディカル10というものがあります。少し値段が安くなりますが有効成分の数が少ないです。
サンテメディカル12 (広告)
目の疲れが続いているときの注意点
目薬の効果判定のための使用期間は5-6日としてください。
それ以上目薬を使用しても効果が感じられない場合は医師・薬剤師・登録販売者などの専門家に相談してください。
個人的には一度眼科で診察を受けていただくことをおすすめしますが、診察を受ける前に自身でもう少し対処してみたい方は飲み薬のビタミン剤がおすすめです。
値段もかなり安く、手軽に始められるものもあります。
おすすめのビタミン剤はこちらを参考にしてみてください。
その他、薬に頼らない対処として、目の疲れの原因となる生活習慣に気を付けるようにしましょう。
パソコン・スマホを見る時間を減らす、こまめに休憩をはさむ、ブルーライトをカットするメガネをかける、運動して目の周囲の血流を良くするなど、対処方法はたくさんあります。
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