男性型脱毛症(AGA)-薄毛・抜け毛・ハゲ-に効果がある市販薬

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薄毛・抜け毛・ハゲの市販薬

前回男性型脱毛症(AGA)の治療ガイドラインについてお伝えしましたが、今回は薄毛や抜け毛・ハゲに実際に使われているリアップシリーズについてご紹介します。

リアップとは

リアップは大正製薬から販売されている塗るタイプの男性型脱毛症(AGA)治療薬です。
男性型脱毛症(AGA)治療ガイドラインで最もおすすめされているミノキシジルが配合されている市販薬の唯一のブランド(2018年7月現在)です。

第一類医薬品に分類されていて、薬剤師がいる店舗かインターネットでしか購入できず、薬剤師がいないドラッグストアなどでは販売されていません。

リアップシリーズの種類と特徴について

①リアップ×5プラスローション

日本皮膚科学会が診療ガイドラインで男性の男性型脱毛症(AGA)におすすめしている「ミノキシジル5%」を配合する外用液です。

リアップブランドのほかの商品は全てミノキシジルの濃度が1%となっており、他の商品と比較して5倍の濃度が入っていることから「×5」という名前になったようです。
1%の濃度のリアップと比べて5倍の効果ではないですが、男性用のリアップのシリーズでは一番効果が高く出ることが確認されています。

お財布にはあまり優しくないですが添加物も刺激が少ない作りになっているようで、値段が多少高くても効果が高いものを検討されている方にまずおすすめする商品です。
費用は通常1ヶ月で7,400円くらい、セールなどで割引があると7,000円弱くらいになります。

リアップX5プラスローション (広告)

②リアップジェット

スプレーのような噴霧式の容器に入っていて手軽に使える商品です。

販売開始されたときの大正製薬の方の説明では「サクセスなどの男性用育毛スプレーを使っていて、薄毛が気になり始めた方に使ってもらいやすいように作られた薬」とのことでした。

スプレー式の容器で手軽に使えるのが特徴で、リアップシリーズを初めて使うのにおすすめします。
費用は1ヶ月で4,000円より少し高いくらいです。

リアップジェット (広告)

③リアップ

リアップが販売された当初から販売されている商品です。
ミノキシジルの濃度が1%で普通に塗る薬なので、使用法、効果に関してはシリーズの中で取り立てて特徴はないですが、値段が安いという魅力があります。

ドラッグストアのチラシなどでは2ヶ月用が6,000円以下で販売されていたりします。
リアップを安く使ってみたいという方におすすめです。

1ヵ月用と2ヶ月用の2種類の大きさで販売されていますが、メインは2か月用です。
1ヵ月用は2ヵ月用のものや他のリアップジェットなどと比べて明らかに割高なのでおすすめしません。

リアップ 120mL (広告)

④リアッププラス

ミノキシジルの濃度は1%ですが、ミノキシジルの他に3種類の頭皮の環境を整える成分が入っているものになります。
ただし、この追加で入っている3成分がどこまで発毛に影響するかは明らかになっていません。

リアップ×5プラスローションが販売される前にはリアップの上位商品として販売されていましたが、現在では効果・値段どちらから見ても微妙になってしまいました。
私の印象では高いのにあまりメリットがない、コストパフォーマンスが悪い商品で、お客様におすすめしたことがありません。

リアッププラス (広告)

⑤リアップリジェンヌ

以前は「リアップレディ」という名前で販売されていましたが、配合成分が若干変更になり名前も変更されました。
リアップシリーズの中では唯一の女性用の商品です。

通常のリアップと同じくミノキシジルの濃度は1%です。
女性に対しては5%のミノキシジルがどのように作用するかの情報がありません。

また後で少し掘り下げて書きますが、女性には男性型脱毛症(AGA)に効果がある飲み薬がありませんので、女性の男性型脱毛症(AGA)においては1%ミノキシジルの外用剤であるリアップリジェンヌがほぼ唯一の医薬品となります。

リアップリジェンヌ (広告)

リアップを使用する際の注意点

①薬の使用期間

毛根細胞が入れ替わるのに時間がかかるため、リアップシリーズでは最低4ヶ月、きちんと効果を感じるには6ヶ月使用が推奨されています。

使用する期間の分費用もかかりますので、最初からそれだけの期間継続するつもりで購入していただくと期待する効果と実情の乖離が少なくて済むと思います。

②リアップの副作用について

頻度は高くないですが、リアップの副作用としては肌のトラブル、血圧低下とめまい、ふらつきなどが主に報告されているようです。

リアップが元々血圧を下げる成分として開発されていたという経緯があり、血圧低下を引き起こす可能性があるというのが特徴的です。

ただし、私は塗り薬を塗って血圧が下がったという話を聞いたことがありませんので、血圧低下に関しては過度に心配しなくてもよいと思います。

肌へのトラブルは時々聞くことがあり、主な症状は肌のかゆみが増えたとか、少し皮がめくれるなどの症状があるようです。
これらの症状が気になる場合は医師または薬剤師にご相談ください。

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