医薬品を選ぶ際の注意点について

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通販サイトでは医薬品の口コミは表示されない

一般的に医薬品のネット販売において、通常口コミ欄は表示されていません。
医薬品には薬機法による販売時の広告の規制があり、効果効能として認可されているもの以外の効果をあるかのように表記することができません。

口コミは主に購入した個人が自由に入力するものなので、正しい効果効能とは限らない内容が多く含まれてしまいます。

そのため、医薬品のネット販売においては口コミが禁止されていると思われます。
(正式に禁止という文言を法律の中から探せなくて、おそらくガイドラインなどで記載されているのだと思われます。)

口コミが良いからと言って効果が高い商品ではない

誤認を避けるために医薬品の口コミ自体を表記しないことは良いことだと思います。

ただネット販売の落とし穴というか、混乱しやすい部分になるのですが、医薬品以外のものについては口コミの規制がされておらず、そこには自由に色々な意見が記載されています。

中には健康食品や医薬部外品などに医薬品の効能効果のような文言が書かれていて、読んだ人がまるで特別な医薬品のように何かの効果があるものだと誤認してしまう可能性が想定されます。

また逆に医薬品には口コミが一切なく、類似する医薬部外品などによい口コミがたくさん投稿されているケースもあり、本来だと効果が高い医薬品を使った方が良い方が、口コミの量や良い評価の数だけで判断して商品を選んでしまうという可能性も高いと思います。

悪質な業者は商品名にわざとあいまいに医薬品名を書いて比較しているケースもあります

Amazonで出品している業者の中でも法律を理解していないのか、理解していて守っていないのかわかりませんが、医薬品名を省略して「〇〇を超える」とか「〇〇と同等」みたいな謳い文句で効果のはっきりしていない成分を含む化粧品・健康食品などを販売しているケースも見られます。

私がちょうどこの記事を書くときに見たページだと発毛剤の「ミノキシジル」のことを連想するように「ミノキ」と書いている商品がありました。
そういうのに限って口コミも操作しているのかすごく評価が高い場合が多いので余計に注意が必要だと思います。

自分に合った正しい製品を選ぶためには

何かの治療を目的として商品を探す際は用途に合った医薬品を選ぶのが原則です。
口コミがないので情報を集めにくいと思いますが、その分メーカーのサイトなどで正しい情報を確認しましょう。

ご自身で選ばないといけない場合、有名なメーカーの薬は公式HPなどで正確な情報が多く出てくるので変な失敗をすることは少なくて済むと思います。

また、自分の見つけた医薬品で症状に合っているのかわからない場合や、そもそもネットでは何を調べたら良いかわからない場合、実際に対面で医者や薬剤師・医薬品登録販売者に聞いてみるのも良いと思います。

良し悪しを判断するのにある程度の専門知識が必要な医薬品に関してはネットで手軽に買うだけではなく少し手間をかけて情報を集めるようにしましょう。

私としては薬を探している方が「まずは薬剤師に聞こう」と思っていただけるように知識の習得や情報発信など日々努力していきたいと思います。

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