医薬品・医薬部外品のビタミン剤と栄養補助食品のマルチビタミンの違い

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ビタミン剤にはたくさんの種類がある

よくドラッグストアで接客しているときや、調剤した薬をお渡しする際に飲み合わせの確認のため「何か飲んでいる薬・健康食品などございますか?」と尋ねると「ビタミン剤を飲んでいる」とおっしゃる方がいます。

ほとんどの場合飲み合わせに問題はないのですが、薬剤師としては何の目的で何を服用しているかを確認する必要があるので「なんの商品を飲んでいますか?」と質問してみると、皆さまの帰ってくる答えが様々で「ビタミン剤」の認識の違いに驚かされます。

ちなみにこれは薬剤師の研修で、これから薬剤師の仕事を始める新卒の薬剤師に聞いても同様に認識の違いがあります。
今回は「ビタミン剤」の種類と違いについてお伝えします。

ビタミン剤の種類について

ビタミン剤の定義は不足するビタミンを補うことを目的として服用する医薬品・医薬部外品・栄養補助食品の総称です。
種類としては単独のビタミンのみ配合している単独製剤、複数のビタミンを含む複合製剤に分類されます。

また、ほとんどすべてのビタミンを含むマルチビタミンと言われる製剤もあります。
マルチビタミンに関しては栄養補助食品としてのみ販売されていますが、単独ビタミン・複数ビタミンは医薬品や医薬部外品のものもあります。

医薬品・医薬部外品のビタミン剤と栄養補助食品のマルチビタミンの違い

たくさんの分類があるビタミン剤ですが、医薬品・医薬部外品と栄養補助食品のビタミン剤の違いは用途・効果の違いになります。

医薬品・医薬部外品のビタミン剤は効能・効果が示されていて、ビタミン欠乏による~~の症状の改善などや、ビタミンB1製剤なら疲労回復・眼精疲労・関節痛など不調を感じる症状があり、その症状を和らげる目的で服用するものであり、栄養補助食品のビタミン剤は単に栄養を補給するものということです。

医薬品・医薬部外品に含まれるビタミン剤の中で一部のものは修飾ビタミンと言われ、体内に存在したり食事で補給するビタミンとは異なり、より高い効果が生じるように設計されているものもあります。

栄養補助食品のビタミン剤のおすすめ

栄養補助食品で、食事で不足しがちな栄養素を補給するのは個人的には合理的だと思うので、食事が不規則な方は試してみても良いと思います。
短期間続けてすぐに体調がよくなるという類のものではないので、必然的に長期の服用になると思います。
長期で服用する際に金銭的な負担は小さいほうが続けやすいと思いますので、個人的にはそんなに高価なものは必要ないと思っています。

まず価格が安くてよく使われているのはDHCのマルチビタミンです。
有名なサプリメント・化粧品のブランドですが、値段が手ごろでおすすめしやすい商品がたくさんあります。
どの栄養素が不足しているかよくわからない場合、マルチビタミンやマルチビタミン&ミネラルを飲んでおくとたくさんのビタミン類やミネラルを補給できるのでおすすめです。

DHC マルチビタミン

その他海外でも使われていて、大手の製薬メーカーが作っているので安心できるとよく聞くのがNature Madeのマルチビタミン&ミネラルです。

スーパーマルチビタミン&ミネラルは1日1粒で済ませられるのが良いですが、粒が大きくて飲みにくいという方もいらっしゃるので、初めての場合はマルチビタミン&ミネラルの方が良いかもしれません。

Nature Made マルチビタミン ミネラル

体の不調に対応した症状を和らげるのにおすすめの医薬品ビタミン剤

症状別におすすめの医薬品ビタミン剤はこちらの記事を参考にしてみてください。

例えば疲労回復にはビタミンB1を含むアリナミンEXのシリーズや類似品の新ネオビタミンEXなどが使いやすくおすすめです。

ビタミン剤服用時の注意点

①医療用医薬品と医薬品・医薬部外品ビタミン剤の飲み合わせについて

医薬品・医薬部外品のビタミン剤を服用している場合、病院で処方される薬と成分が重複する場合があります。
そうすると重複した成分がムダになったり、場合によっては効果が薄くなることが想定されます。
たかがビタミン剤と考えず、医師・薬剤師にきちんとビタミン剤を服用していることをお伝えください。

②医療用医薬品とマルチビタミンの飲み合わせについて

栄養補助食品のビタミン剤は成分の含有量が少ないため、ほとんどの場合問題になることはありませんが、ビタミンDは重複に注意しておいた方が良いと思います。

骨を強くする薬として医療用医薬品でビタミンDが処方されることがありますが、その場合、マルチビタミンやマルチビタミン&ミネラルと成分が重複することがあります。
その場合飲んでいるビタミン剤を中止して、ビタミンDを含んでいないものに切り替える方が良いと思います。

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