ロキソニンとロキソプロフェン・その他類似品の紹介と比較

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ロキソニンSと同じ有効成分の薬が数種類販売

以前にロキソニン・ロキソプロフェンの鎮痛剤についてこちらで紹介したことがありますが、最近確認するといくつか別の種類・別のパッケージの類似品が販売されているようです。

鎮痛剤を探している方にとって、どれが良いの?とかどう違うの?と思われることが多いと思いますのでここでまとめて紹介しておきます。

ロキソニンSとロキソプロフェンナトリウム

ロキソニンSは第一三共ヘルスケアから販売されている解熱・鎮痛・抗炎症薬で、医療機関で使われるロキソニンと同じ成分を同じ量配合しています。
有効成分はロキソプロフェンナトリウムというもので、解熱・鎮痛などに高い効果が出て、かつ安全性が高いのが特長です。

頭痛・生理痛などを和らげる目的で使用されることが多く、店頭で接客していると男性よりも女性がよく購入されている気がします。

第一三共ヘルスケア以外からも同じロキソプロフェンナトリウムを配合している鎮痛剤がいくつか販売されていますが、製品名はバラバラです。
成分名からロキソプロフェンという製品名にしているものや、シリーズのブランド名が入っていて、ぱっと見ではロキソニンSと同じ成分とはわからないものもあるので注意が必要です。

ロキソプロフェン配合の市販薬の比較

私が調べた限り、ロキソプロフェンナトリウムを配合している市販薬は下記の通りです。
(Kowaから販売されている「解熱鎮痛薬LOX」は用途が少し異なるので今回は省略しています。)

品名 ロキソニンS
プレミアム
ロキソニンS
プラス
ロキソニンS バファリンEX エキセドリン
「LOX
ロキソプロフェン
錠「クニヒロ」
M
メーカー 第一三共ヘルスケア ライオン 皇漢堂製薬
商品画像 ロキソニンSプラス ロキソニンS バファリンEX エキセドリンLOX ロキソプロフェン

ロキソプロフェン錠M
用法 1回2錠、1日2回
(症状がある場合
3回目も可)
1回1錠、1日2回
(症状がある場合3回目も可)
楽天での価格
19/01/06時点
送料込み1箱の価格
24錠 1,100円 12錠 745円 12錠 680円 10錠 680円 12錠 721円 12錠 348円
1回あたりの価格 約91.7円 約62.1円 約56.7円 約68.0円 約60.1円 約29.0円
成分 鎮痛成分 ロキソプロフェン
ナトリウム水和物
(無水物として)
68.1mg
(60mg)
68.1mg
(60mg)
68.1mg
(60mg)
68.1mg
(60mg)
68.1mg
(60mg)
68.1mg
(60mg)
胃粘膜
保護成分
酸化マグネシウム 33.3mg
乾燥水酸化
アルミニウムゲル
120mg
メタケイ酸アルミン酸
マグネシウム
100mg
鎮痛補助成分 アリルイソプロピル
アセチル尿素
60mg
無水カフェイン 50mg

皇漢堂製薬から発売されているロキソプロフェン錠はパッケージ・製品名がいくつかあり、「クニヒロ」やMなどがありますがどれも同じ成分の同じ商品です。
パッケージだけ変更して、各ドラッグストアなどのオリジナル商品として販売されているようです。

ロキソニンSプレミアム・ロキソニンSプラス・バファリンEXの3つには有効成分ロキソプロフェンナトリウムの他にも補助成分が追加になっています。
いずれにも胃粘膜保護成分が配合されています。
これは解熱鎮痛剤が胃に負担をかけることがあり、その副作用を和らげるための配合となっています。

ロキソニンSプレミアムはさらにその他に、鎮痛効果を補助して高める効果のある成分を2種類配合しています。

ロキソプロフェンナトリウムを配合している市販薬のおすすめは?

ロキソプロフェンナトリウムを配合する医薬品の中からどれを選ぶかの判断基準は主に下記3点だと思います。

  • ①胃粘膜保護成分を配合しているものを選んだ方が良いかどうか
  • ②鎮痛補助成分を配合しているものを選んだ方が良いかどうか
  • ③価格の違い
  • ④メーカーの違いによる効果の違い
  • まず①の胃粘膜保護成分に関しては個人差があります。

    ロキソニンを飲むと胃の調子が悪くなったり、胃が痛くなるという方は胃粘膜保護成分を配合したものの方が適しています。
    ただし、そもそも私は飲んで胃が痛くなったり、胃の調子が悪くなるなら薬は飲まない方が良いと思います。

    また、医療用のロキソニンに胃薬は配合されていませんし、頭痛などで1回だけもしくは2~3回など少ない回数の服用なら胃薬は特に不要だと考えています。
    (ケガなどである程度飲む期間が長くなる場合には胃粘膜保護は考えた方が良いと思いますが。)

    ②鎮痛補助成分に関してはどこまで強い効果を期待しているか次第ですが、とにかく効果が高いものが良いという場合は鎮痛補助成分が2種類配合されているロキソニンSプレミアムが良いと思います。

    ただし、ロキソニンSプレミアムは1回2錠服用しないといけない点が他のロキソニンSシリーズやロキソプロフェン配合の市販薬と異なります。
    また、鎮痛補助成分のうち、アリルイソプロピルアセチル尿素は鎮静効果があり、眠気が出ることがあるので車の運転などは控えなければいけません。

    以上のことから私は普段あまり鎮痛剤を飲まない方にはロキソニンSプレミアムはおすすめしないです。

    ③メーカーの違い、④価格に関しては同時に考えられると思います。

    メーカーが有名なほど広告費などが多くかかっていて、その分価格が高くなります。
    逆に比較的小さいメーカーは頑張って経費を抑えて少しでも安く販売しています。

    皇漢堂製薬は比較的価格を安く抑えて医薬品を販売していますが、多くの薬を作っています。
    有名なメーカーの方が安心できるので高い金額でも買おうという気になる方も多いと思いますが、私の個人的な意見としては、今回ご紹介しているロキソプロフェンナトリウムを配合している市販薬に関してはメーカーの違いは考えず、単純に価格の違いで選んでも良いのではないかと思います。

    もちろん少し高くても安心感を求めるならロキソニンSを服用するのも良いと思います。
    私は安いもので十分と考えているので皇漢堂製薬のロキソプロフェン錠を買って服用しています。

    ネットで購入する場合には送料が高くつくこと、皇漢堂製薬のロキソプロフェンがAmazonで取り扱いがないことなどがネックになると思います。
    楽天で他の商品とのまとめ買いなどをすると送料負担は安くなりますが、それならドラッグストアなどで購入する方が手軽かもしれません。

    ロキソニンS (広告)

    ロキソプロフェン錠 (広告)

    あと、バファリンEXとエキセドリンLOXはブランド名でたくさん他の商品がヒットします。
    購入する際は間違いのないようにご注意ください。

    バファリンEX (広告)

    エキセドリンLOX (広告)

    ロキソプロフェンナトリウムをはじめ鎮痛剤を服用する際の注意点

    ロキソプロフェンナトリウムなどの鎮痛成分は優秀な薬で高い効果が出ますが、下記のような注意点があります。

    ①胃に負担がかかることがあるので、食後に服用してください。

    空腹時に服用すると胃に負担がかかりやすいようです。
    特に何も感じない場合もあるようですが、極力なにか食べた後に服用するのがおすすめです。

    ②湿疹などの副作用が起こることがあります。

    ①の胃の負担だけでなく、湿疹が出たり他の副作用が生じることがあります。
    薬を服用していて、何か違和感を感じることがあればすぐに専門家に相談してください。

    ③鎮痛剤により引き起こされる頭痛があります。

    鎮痛剤を飲む機会が多い方は注意が必要ですが、鎮痛剤を飲みすぎると効果が出にくくなるだけでなく、鎮痛剤により頭痛が引き起こされることがあるようです。
    週に1回以上の頻度で頭痛が起こり、市販の鎮痛剤を飲んでいる方は病院で診察を受けるようにしましょう。

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