市販の総合感冒薬(風邪薬)のおすすめ

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総合感冒薬(風邪薬)は種類が多くてわかりにくい

種類がたくさんあり、ドラッグストアで取り扱っている医薬品の中でもどれが良いのか一目でわからない代表が総合感冒薬(風邪薬)だと思います。
また同じシリーズでも成分の配合がかなり異なっているものも多く、お客さまは混乱しやすい状況になっています。

そこで今回は風邪を引いた際におすすめの市販薬を紹介します。

*追記:17/12/13 コルゲンコーワIB錠TXαの発売に伴いまして、のどの痛みがひどい風邪薬に対するおすすめが変更になりました。
のどの痛みに効果が高い総合感冒薬(新商品)を参考にしてみてください。

総合感冒薬(風邪薬)の成分の違いとは

総合感冒薬(風邪薬)配合されている成分は共通の成分が多く、効果の違いは補助する成分が入っていたり、効果を発揮する成分が多いか少ないかなどで判断していきます。

またパブロンやルルなどの同じシリーズでも配合は全く異なりますので、あるシリーズのうちの一つの薬がよく効いたからといって他のものもきちんと効果が出るわけではありません。

総合感冒薬(風邪薬)の主な有効成分

①解熱鎮痛成分

総合感冒薬に使用される解熱鎮痛成分はイブプロフェンとアセトアミノフェンの2種類です。

イブプロフェンは解熱鎮痛効果が高く、かつ抗炎症作用も高いので喉の痛み・炎症にも高い効果が期待できるのが特徴ですが、15歳以上の方用の成分となっています。

総合感冒薬(風邪薬)については解熱鎮痛剤の成分の違いにより年齢制限が定められている場合がほとんどで、小さいお子様でも服用できる総合感冒薬(風邪薬)にはアセトアミノフェンが配合されています。

②鼻水を止める成分

鼻水を止める成分はいくつか種類がありますが、いずれの成分を使用しても高い効果が期待できます。
その中でも鼻水を止める成分がしっかり入った薬が欲しいと言われた場合、複数の種類の成分が入ったものを案内します。

ただし通常鼻水を止める成分の選択基準は「眠気が強く出るかどうか」の方が重視することが多いです。
鼻水を止める成分は特に眠気がひどく生じることがあるので注意が必要です。

特に「dl-クロルフェニラミン」が配合されている場合、体質によっては強い眠気が生じます。
(d-クロルフェニラミンは総合感冒薬に配合されている鼻水を止める成分のうちでは眠気が少ないと言われています。名前が似ているので注意が必要です。)

③喉(のど)の痛み・炎症を抑える成分

解熱鎮痛成分のイブプロフェンが配合されている場合、単独でも喉(のど)の炎症を抑える効果がありますが、さらに追加で喉(のど)の炎症を抑える成分が配合されているものはより喉(のど)の痛み・炎症に高い効果が期待できます。

トラネキサム酸や甘草(カンゾウ)などがあります。

④咳止め成分

効果が高いジヒドロコデインと安全性の高いデキストロメトルファンがあります。

現在、ジヒドロコデインは小さいお子様でも服用できることになっていますが、呼吸抑制などの副作用が問題となっていて、今後制限は厳しくなっていくようです。

15歳以上の方への症状別おすすめの総合感冒薬(風邪薬)

喉(のど)の痛みがひどい場合

喉(のど)の痛みがとにかくひどい時にはルルアタックEXが最もおすすめです。

解熱鎮痛成分のイブプロフェンに加えて、喉(のど)の炎症を鎮めるトラネキサム酸も配合されていて、市販の総合感冒薬(風邪薬)の中で最も喉(のど)に高い効果が期待できる医薬品です。
他に鼻水・咳を鎮める成分も入っていて、色々な症状に効果が出ます。

鼻水を止める成分は眠気の副作用が生じることもあるので、眠気が起こると困る場合は喉(のど)の痛みだけを取り除く薬を使うのも1つの方法です。
喉(のど)の痛みを取り除く薬はこちらの記事を参考にしてください。

*追記:17/12/13 コルゲンコーワIB錠TXαの発売に伴いまして、のどの痛みがひどい風邪薬に対するおすすめが変更になりました。
のどの痛みに効果が高い総合感冒薬(新商品)を参考にしてみてください。


ルルアタックEX (広告)

鼻水がひどい場合

元々総合感冒薬(風邪薬)は鼻水を止める効果は高いですが、その中でも鼻水を止める効果が最も高いと思われる薬がベンザブロックSです。

鼻水を止める成分が2種類入っていて、かつ総合感冒薬(風邪薬)の中で比較的眠気が少ないのが特徴です。
7歳以上から服用できるのも大きなメリットです。

ベンザブロックはより上位のベンザブロックSプラスというものもありますが、あまり効果に違いはないのに、かなり値段が高いので私はおすすめしません。

ベンザブロックS (広告)

ベンザブロックSは解熱・鎮痛成分が弱いので、鼻水の症状が一番つらいが、熱・頭痛もひどいという方にはルルアタックNXを使うのも良いと思います。

ルルアタックNX (広告)

熱・寒気がひどい場合

熱・寒気がひどい場合はエスタックイブFTがおすすめです。

熱を鎮める効果が高いイブプロフェンと抗炎症作用を持つ生薬が複数入っているのが特徴で、他の熱・寒気の薬よりも有効成分が豊富に含まれています。
鼻水を止める成分は効果が高いが眠気が出る成分が配合されています。

エスタックイブFT (広告)

眠気が出るのが困るという方は、漢方薬の葛根湯や麻黄湯を使うとよいと思います。
風邪の引き始めのゾクゾク感に高い効果が期待できます。

葛根湯 (広告)

麻黄湯 (広告)

総合感冒薬(風邪薬)を服用する際の注意点

総合感冒薬(風邪薬は)症状を和らげる薬であって、原因を取り除く薬ではありません。
薬を飲んで症状が和らいだからといって無理をすると症状がひどくなったり、治りが悪くなることもあります。

しっかりと栄養を補給して、十分な休息をとるようにしてください。
風邪の時の栄養補給に役立つ栄養ドリンクの紹介はこちらをご覧ください。

また風邪薬は複数の成分が配合されているため、市販の薬の中でも副作用が生じやすいです。
薬を飲んでいて湿疹が出たり、肌が痒くなったりする場合はすぐに服用を中止して病院で診察を受けてください。

その他解熱鎮痛成分で胃腸の調子が悪くなったり、鼻水を止める成分で眠気・ふらつきが生じたりすることがあります。
こちらの症状もひどい場合は医師・薬剤師に相談してください。

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