肩こりの症状を改善する市販薬

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肩こりに使われる薬はいくつか種類がある

肩こりは長時間の同じ姿勢での作業や運動不足などにより血液の流れが悪くなり、肩に重み・痛みなどを感じる症状を言います。

肩こりは市販の薬を用いて症状を和らげることができますが、色々な薬が販売されていて何を使えばよいかわからない方も多いと思います。
今回は肩こりに使われる市販薬をまとめて紹介し、体質・症状別のおすすめを提案します。

肩こりで使われる市販薬

①ビタミン剤

まず多くの人がイメージする肩こりに使う薬はビタミン剤だと思います。
有名どころで言うとアリナミンEXプラスやキューピーコーワiなどがあります。

アリナミンシリーズは少し高いので、初めて購入するのはハードルが高めです。
値段が高くてもとにかく高い効果が出るものが良い場合はアリナミンEXゴールドをおすすめしますが、これから初めて服用することを検討している方対しては、他のメーカーから販売されているアリナミンEXプラスと同じ成分を含む新ネオビタミンEXをおすすめします。(詳細はこちらにも記載しています。)

ビタミン剤の効果は血流を良くして、傷ついた神経を修復させたりすることで発揮されます。
肩こりの他にも目の疲れ・腰痛・筋肉痛などにも効果があります。

②鎮痛剤(塗り薬・貼り薬・飲み薬)

肩こりでの痛みが強い方には塗り薬・貼り薬などの外用薬が用いられる場合があります。
痛み・炎症を抑える成分が配合されていて、肩こりの時の痛みに効果があります。

ロキソニンやボルタレンなど医療用のものと同じ成分の薬がたくさん販売されています。
大正製薬のジクロテクトテープはボルタレンと同じ成分を含む貼り薬で、剝がしやすいのが特徴で初めての方でも使いやすい薬です。

ジクロテクトテープ (広告)

ジクロテクトには塗り薬も販売されていますが、効果の持続時間は貼り薬の方が長いです。
塗り薬はよく動かす関節、毛が生えていたりして貼り薬がつかいにくいなどの場所以外に使用する機会は少ないと思います。

ジクロテクトPROローション (広告)

また、痛みがひどい場合は一時的にロキソニン・イブなどの鎮痛剤を服用する場合もあります。
ロキソニンと同じ成分を含むロキソプロフェンという薬がかなり手ごろな価格で販売されているので、初めて試す方には価格・効果・副作用のバランスがよく、最もおすすめです。

ロキソプロフェン (広告)

元々鎮痛剤はお腹に負担がかかりやすい薬なので、自己判断で何日も連続で服用するのは控えた方が良いですが、短期間ならそこまで気にする必要はないです。
痛みが強いときは無理せずに活用しましょう。

③漢方薬

あまり肩こりに漢方薬と聞いてもなじみがない方も多いですが、漢方薬の中には肩こりに使われるものもあります。
もともと肩こりは血流が悪くなることにより引き起こされるので、血流を改善する効果のある漢方薬が肩こりの解消に使われます。

最もよく知られている漢方薬の葛根湯も体を温める効果があり、血流を改善する効果があり肩こりに使用されます。

葛根湯 (広告)

その他市販ではロート製薬から独活葛根湯(ガチラック)という葛根湯をベースにより肩こりの症状を和らげるのに特化した漢方薬も販売されています。

独活葛根湯 (広告)

あと、冷えが強かったり頭痛がひどい場合には三和生薬から販売されている「葛根加朮附湯(サンワロンC)」もおすすめです。

粉薬の1回の服用量は1包~3包とかなり幅があるのが特徴の薬で、1回に3包飲むとかなり値段が高くなりますが効果もかなり高いです。
個人的にかなり好きな薬で、私は腰痛の時にこの薬に助けられた経験があります。

附子が配合されている薬は体が温まるのが実感でき、冷え性の方で即効性を期待する薬をお探しの方は試していただく価値があると思います。

葛根加朮附湯 (広告)

その他女性に多い、日常的に冷えと疲労感が強い方には当帰芍薬散も使われます。
生理不順や生理痛、貧血の症状がある方は特に効果が期待できます。

こちらの薬は葛根湯や葛根加朮附湯よりも少し長く飲んで体調を整える薬です。
(まれに短期の処方で使われたりもするようですが、少し長く飲んだ方が効果を実感しやすい気がします。)

当帰芍薬散 (広告)

市販薬使用時の注意点

①肩こりで使用する薬の安全性について

危険な薬というわけではありませんが、漢方薬・鎮痛剤はいずれもある一定の頻度で副作用が起こります。
比較的起こりやすいのが、鎮痛薬の服用による胃腸障害・湿疹などです。

もし鎮痛剤服用中にこれらの症状が見られた際は服用を中断して専門家に相談してください。

②市販薬の使用期間について

肩こりは長い期間症状が続くことが多いです。
現代の生活においてはパソコンやスマホが必須になっていて、以前よりも肩こり、目の疲れなどの症状を感じることが多くなっている原因と言われています。

症状が治まらない間、ついつい病院に行かず市販薬で対処してしまいがちですが、1か月くらいを目安として症状が変わらなければ病院に行きましょう。

ビタミン剤・漢方薬はある程度長い期間服用していても、それ自体が悪影響になることは少ないです。
しかし大きな病気を見落としてしまったり、症状をごまかして無茶してしまう可能性もあるので症状が続くなら病院へ行く方が安心です。

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