ヒルドイドローションと同じ成分・同じ剤型の薬
あまり知られていないようですが、ヒルドイドローションと同じヘパリン類似物質を含む市販薬には大きく分けて「化粧水タイプ」と「乳液タイプ」の2種類があります。
女性はイメージが付きやすいと思いますが、透明なものが化粧水、白いものが乳液で色の違いで使用感が若干異なります。
以前にもこちらの記事でヒルドイドローションと同じヘパリン類似物質を含む市販薬を紹介したことがありますが、発売された当初は化粧水タイプのものが多く、乳液タイプのものはほとんどありませんでした。
最近いくつか新商品が発売されて種類が増えてきたようですので、今回は乳液タイプのヒルドイドローションと同じ成分の市販薬についてご紹介します。
ヘパリン類似物質について
ヘパリン類似物質は血行促進作用と保湿作用をもつ成分で、皮膚の乾燥性症状を軽くしたり、使用部位の血行を促進して血行障害に基づく痛みや腫れを抑える成分です。
皮脂欠乏(乾燥肌)や角化症の他、しもやけやキズのあとの肌のつっぱりなどに効果を発揮します。
医療用医薬品のヒルドイドやそのジェネリック医薬品は刺激性が低くて安全性が高く、肌が弱い小さいお子様やアトピーなどの皮膚疾患で治療を受ける場合に最もよく使われる塗り薬の1つです。
ここ数年の間に市販薬でもヘパリン類似物質を含む塗り薬がいくつか発売され、従来の保湿剤と比較して少し値段が高いものの、肌が敏感な方・乾燥がひどい方を中心によく使われるようになってきています。
化粧水タイプと乳液タイプの違いについて
どちらも「ローション」と呼ばれていますが、先ほども少し書きましたが使用感にはそこそこ違いがあり、
ただし、軟膏とかクリームとかと比べるとどちらもさっぱりしているのでそこまで厳密な区別は考えなくても良いのかもしれません。
私は体がかなり乾燥するので、体に塗るには乳液タイプの使い心地が好きです。
顔などあまりベタベタしてほしくない場所には化粧水タイプを使用しています。
↑化粧水タイプ(ピアソンHPローション)と乳液タイプ(ヒルメナイドローション)の見た目の違い
乳液タイプのヒルドイドローションと同じ成分の市販薬
今回紹介するのはマツキヨのプライベートブランドのヒルナメイドローションです。
以前に油性クリームが発売されていましたが、続いて大容量タイプの油性クリームとローションが発売されました。
ローションという名前では以前にも紹介したグラクソスミスクラインのHPローションや日医工株式会社が製造販売元のピアソンHPローションなどがありますが、これらは化粧水タイプのもので、乳液タイプのものは紹介したことがありませんでした。
小林製薬からの販売されている「さいきn」はヘパリン類似物質を含む乳液タイプの塗り薬ですが、ヘパリン類似物質の他に抗炎症成分などが配合されています。
どちらかというと女性の敏感肌にターゲットを絞った商品という感じの配合です。
今回の紹介するヒルメナイドローションは医療用のヒルドイドローションと全く同じ有効成分としてヘパリン類似物質のみを含む塗り薬です。
値段も化粧水タイプよりは少し高いですが、比較的買いやすい値段ではないかと思います。
少量でも伸びが良く、かつ効果が長続きするのが特長で、肌が乾燥しやすくて敏感肌タイプの方におすすめです。
マツキヨでクーポンを使って購入するのが一番安く買えると思います。
ヒルメナイドローション (広告)
さっぱり化粧水タイプを安く使いたい方にはHPローションがおすすめです。
医療用医薬品を作っているメーカが安く販売しているので安心して使えると思います。
ピアソンHPローション (広告)
少し前に、美容目的で医療用医薬品を大量に処方してもらう行為が問題になり、ヒルドイドなどの保湿目的の塗り薬が医療保険の適用外になるという議論がありました。
病院で薬を大量にもらう習慣が続くといずれ病院でもらえなくなります。
また、アトピーなどで困っている方の負担になることもあるので、美容目的含む症状が軽度の方はぜひ市販薬で対処してただければと思います。
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