アレグラFXジュニアの新発売

スポンサーリンク

アレグラFXの小児用が新発売されました

これまで市販されていたアレグラFXは大人用で15歳以上の方しか服用できませんでしたが、今年から新しくアレグラFXジュニアという小児用のアレグラFXが発売されました。

今回はこの新しく発売されたアレグラFXジュニアの特徴と注意点についてお伝えします。

アレグラFXジュニアの特徴

アレグラFXジュニアは7歳以上から14歳までを対象とするアレルギー性鼻炎の薬で、有効成分フェキソフェナジン塩酸塩が大人用のアレグラFXの半分量(30mg)配合されています。

アレグラFX・アレグラFXジュニアに含まれる有効成分フェキソフェナジン塩酸塩は市販の薬の中ではかなり新しい成分で、鼻水を抑える成分で起こりやすい眠気などの副作用がほとんどないのが最大のメリットです。
その分効果が少し弱く感じることもありますが、多くの方では数日続けて服用することで安定した効果を発揮します。

お子様用の市販薬は大人用と比べて発売が遅くなる傾向があり、これまで販売されていたお子様用の鼻炎薬は眠くなったり喉が渇きやすい成分が多かったのですが、アレグラFXジュニアが発売されたことによりお子様用の鼻炎の薬も選択肢が増えてきました。

アレグラFXジュニアを購入する際の注意事項

2017年の年末に発売されたアレグラFXジュニアは「要指導医薬品」に分類されています。
要指導医薬品は薬剤師から対面で薬についての説明・注意事項の聞き取りを受けてから購入する決まりになっています。

なので薬剤師がいないドラッグストアやいない時間帯に購入することはできません。
またネット通販もできません。

おそらく発売後1年経過すれば第一類医薬品やその他の分類に変更されますので、その後ネットで購入できるようになります。

ちなみに大人用のアレグラFXは薬剤師がいないドラッグストアでも購入できますし、ネット通販でも購入できます。

医療用のアレグラとアレグラFXの違いについて

医療用のアレグラと市販のアレグラFXの違いを以下の表に記しました。

アレグラ(医療用) アレグラFX アレグラFXジュニア
有効成分
(フェキソフェナジン塩酸塩)
含有量
60mg,30mg 60mg 30mg
用法 15歳以上 1回60mg 1日2回 1回60mg(1錠)
1日2回
12歳~14歳 1回60mg(2錠)
1日2回
7歳~12歳 1回30mg 1日2回 1回30mg(1錠)
1日2回
適応症 アレルギー性鼻炎・蕁麻疹・
皮膚疾患に伴うそう痒
アレルギー性鼻炎 アレルギー性鼻炎

主な違いは下記の2点です。

①年齢と用法の違いについて

医療用のアレグラは30mgと60mgの錠剤を年齢によって使い分けますが、代用ができないわけではありません。
値段が高くなるので通常行いませんが、フェキソフェナジン塩酸塩60mg分を服用するのにアレグラ錠30mgを2個飲むことも可能ですし、逆にフェキソフェナジン塩酸塩30mgを服用するのにアレグラ錠60mgを半分服用したりすることも理論上は可能です。

それに対して市販のアレグラFXとアレグラFXジュニアは別のものとして医薬品の認可を受けているため、代用できません。12~14歳と15歳以上では同じフェキソフェナジン塩酸塩60mgを1日2回服用するのですが、15歳以上の方はアレグラFXを1回1錠で1日2回服用するのに対して、12~14歳以上の方はアレグラFXジュニアを1回2錠で1日2回する決まりになっています。

もちろん同じ成分の薬なので、1度飲んだらすぐに有害なことが起こるわけではないかと思いますが、適応外の飲み方をしていて万が一副作用が生じた場合に補償などが受けられなくなる可能性があります。

ややこしいですが、市販のアレグラFX・アレグラFXジュニアを服用する際には用法・用量を守って服用しましょう。

②適応症の違い

医療用のアレグラはアレルギー性鼻炎の他に蕁麻疹や皮膚疾患に伴う肌の痒みにも適応がありますが、市販のアレグラFXやアレグラFXジュニアはアレルギー性鼻炎の適応しかありません。

肌の痒みで使用する場合はアレグラFXでは適応外になるので、こちらも副作用が生じた際の補償が受けられなくなる可能性があります。

大人用アレグラFXと同じ成分の市販薬のおすすめ

アレグラFXジュニアのような小児用の鼻炎の薬とは違い、アレグラFXは販売されてからかなり期間が経っているので、同じ成分を含むお買い得な医薬品がいくつか販売されています。

その中でも最もコストパフォーマンスが高いのは、皇漢堂医薬品から販売されているアレルビという医薬品です。
アレグラFXと同じく15歳以上用の薬ですが、アレグラFXの値段が半額くらいで購入できます。
Amazonや楽天・Yahooなどでも販売されているので、興味があれば試してみてください。


アレルビ (広告)

アレグラFX (広告)

コメント