男性型脱毛症(AGA)の治療とガイドラインについて

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薄毛・抜け毛・ハゲの治療について

薄毛や抜け毛・ハゲに悩む人はかなり多いようで、大正製薬の調査によると20~79歳までの男性で薄毛・抜け毛に悩む方は約62%もいるようです。
多くは40代以降の壮年期で気になってくる方が多いのですが、中には20代の頃から気になるという方もいらっしゃいます。

今回はそんな悩む人が多い薄毛や抜け毛・ハゲの治療ガイドラインについてご紹介します。

男性型脱毛症(AGA)について

薄毛・抜け毛・ハゲはいくつかの種類がありますが、その中で最も一般的なものが男性型脱毛症(AGA)です。
男性型脱毛症(AGA)は思春期以降における進行性の脱毛症のことを言います。

男性の症状を指して命名されましたが、最近では女性でもこの男性型脱毛症(AGA)が起こることが明らかになってきています。
最近では新たに「女性型脱毛症」と言われたりすることもあるようです。
(この記事では女性についても「男性型脱毛症(AGA)」と呼ぶことにします。)

自覚症状として、初期においては抜け毛が多い、毛が細くなったなどの症状を感じることが多いようです。そして進行するにつれて前頭部(おでこ)の生え際が後退したり、頭頂部の髪のボリュームが減って地肌が見えやすくなってくることが多いです。
女性の場合は頭髪全体が薄くなる症状が出たりすることもあります。

原因は遺伝、生活習慣などいろいろあるようですが、その中でも男性ホルモンの一つであるジヒドロテストステロン(DHT)という成分が危険因子(髪に対して悪さをする成分)として考えられています。
(女性の場合原因が異なるとも言われていますが、まだまだ不明な点が多いようです。)

その他に有名なハゲとしては円形脱毛症などがあります。

市販薬で対応可能な薄毛・抜け毛・ハゲの種類について

市販薬で、薄毛・ハゲに効果のある市販薬はいずれも男性型脱毛症(AGA)を対象として効果効能が認められているものになります。

円形脱毛症やその他のハゲ・薄毛・抜け毛には効果が期待できないため、男性型脱毛症(AGA)以外は病院で診察を受けるようにしてください。
また、原因がはっきりわからない場合も受診する方が安心だと思われます。

男性型脱毛症(AGA)における治療薬

男性型脱毛症(AGA)で悩む人は非常に多く、さまざまな治療方法が紹介されています。
私は男性型脱毛症(AGA)でお悩みの方が薬局にいらっしゃった場合は日本皮膚科学会の「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン」に基づいて医薬品をご紹介しています。

日本皮膚科学会の「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン」は2010年に発表され、その後2017年に改訂されていますのでかなり最新の情報が記載されています。
>>日本皮膚科学会のホームページはこちらから

男性型および女性型脱毛症診療ガイドラインによると、現在日本で使われている男性型脱毛症に対する医薬品の中で推奨度が最も高い(≒効果が高いと考えられる)ものは下記の3種類の医薬品があります。

①ミノキシジルの外用剤(塗り薬)

一つは「ミノキシジルの外用剤(塗り薬)」です。
頭皮の血管を広げて、血流をよくして毛根の細胞を元気にするのがミノキシジルの作用です。

ミノキシジルを含む医薬品は市販されているものしかなく、病院からの処方せんで出る薬はありません。

ミノキシジルを含む医薬品としては大正製薬のリアップブランドが該当します。
リアップシリーズの特徴と違いについてはこちらの記事を参考にしてください。

ミノキシジルの外用剤は近いうちに他のメーカーからも販売される動きがあるようですが、いつ発売されるかは未定だと思われます。

②フィナステリドの飲み薬

男性型脱毛症(AGA)において推奨されている飲み薬の1つは「フィナステリドの飲み薬」です。
男性型脱毛症(AGA)の主な原因と考えられている男性ホルモンジヒドロテストステロンが合成されるのを抑えて脱毛症に効果を発揮します。

こちらは医療用医薬品として医療機関でもらう薬になり、プロペシアやフィナステリド「〇〇」(〇〇はメーカー名)という名称で取り扱いされています。フィナステリドの飲み薬は男性のみの適応になります。

③デュタステリドの飲み薬

2016年に発売されたフィナステリドと似た系統の薬で、「ザガーロ」という製品名です。

男性型脱毛症(AGA)に対して若干フィナステリドよりも効果が高いと言われていますが、そこまで大きく差があるわけではないようです。
この薬に関しては今後もっと有効性に関する情報が集まると思われますので、新しい情報が出ましたらまたお知らせいたします。

男性型脱毛症(AGA)の治療薬を使用する際の注意点

①薬の使用期間について

男性型脱毛症(AGA)の治療は、薬の効果が得られるまでにかなり時間がかかるといわれています。
毛根細胞が入れ替わるのに時間がかかるため時間がかかるのですが、逆に言えば長く使うほど効果が実感しやすいようです。

リアップシリーズでは最低4ヶ月、きちんと効果を感じるには6ヶ月使用が推奨されています。
医療用のプロペシアでも同様に6ヶ月の連日投与が必要とされています。

使用する期間の分費用もかかりますので、最初からそれだけの期間継続するつもりで購入する意識がもっと浸透していくと、より多くの人が効果を感じられるようになる気がします。

実際接客をしてリアップを販売したり、調剤薬局でプロペシアなどの医薬品を調剤して患者様と話をすると、多くの人が6ヶ月間薬を継続できず途中でやめているような気がします。

②男性型脱毛症(AGA)治療薬の副作用について

頻度はそれほど高くないかもしれませんが、リアップやプロペシアにも副作用が報告されているので、使用する際は注意していただく必要があります。

リアップの副作用としては肌の湿疹などのトラブル、血圧低下とめまい、ふらつきなどが主に報告されているようです。
これらの症状が出た場合は使用中止を考慮しなければなりません。

またプロペシアの副作用はもっとたくさんの種類が報告されているようです。
プロペシアには蕁麻疹、湿疹などの過敏症や、睾丸痛、性欲減退(リビドー減退と言うようです)、勃起機能不全、男性不妊などの生殖器に対する副作用などがあります。
また肝臓の検査数値が上がることも報告されているようです。

肝臓の検査数値は気づきにくいですが、自覚症状で性欲減退が出たり、肌にかゆみが出た場合は受診して今後の対処を医師と相談したほうがよいと思います。

未承認の医薬品の個人輸入

海外ではミノキシジルの飲み薬や、プロペシアと同じフィナステリドの飲み薬も販売されているようで、個人輸入でこれらの品を手に入れることも可能なようです。

ただしこれらの物は日本では未承認のものであり、重大な副作用があっても自己責任となります。その効果に関しても、日本人に対してはまだまだ不明なことも多いです。

これから育毛剤、発毛剤を試そうとされる場合、まずは日本人の使用実績が豊富で、安全性が確認できているリアップやプロペシア・ザガーロを使用していただくことをおすすめします。

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